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理想の夫婦像との比較に悩んでしまうあなたへ

理想の夫婦像との比較に悩んでしまうあなたへ

  • 「素敵な夫婦だな~」
  • 「経済的にも恵まれていて、育ちが良さそうな夫婦だな~」
  • 「誰もが認める職業のご主人と結婚ができて、羨ましいな~」

そんな理想的に思える夫婦を見て、私たち夫婦との

「比較」「劣等感」「嫉妬」

などのネガティブな感情を抱いてしまうことは、よくありますよね。

パッと見の印象で、「私が勝手に、理想的な夫婦なんだろうなと妄想をふくらませすぎているのかもしれない…」ということはわかっているつもり。でも、理想的な夫婦を見て、

  • 「なんて私はレベルが低いんだろう…」
  • 「ダメだな…理想に程遠いな…」
  • 「もっともっと頑張らないと!」
  • 「早く変わらなきゃ!」
  • 「今いる世界から抜け出さなきゃ!」

自分を責める「思考」や「変身願望」に、いつのまにか囚われてしまっている私がいる。時々思うだけであればいいけれど、いつもそんなことばかり考えていると、しんどくなりますよね。

今回は、理想の夫婦像との比較に悩んでしまうときに身につけたい習慣について、心理カウンセラー・岩田昌樹がお届けしたいと思います。

心理カウンセラー・岩田昌樹

\動画でもご覧いただけます!/

理想の夫婦像と比較して悩んでしまうあなたへ

理想の夫婦像との比較に悩んでしまうあなたへ

こんにちは。
自分が酷すぎて誰にも言えなかったのですが、私はいつも夫を他人のパートナーと比較してしまいます。
夫に限らず、付き合っていた・関係を持っていた男性全てに対してなのですが、自分の本当の理想はいわゆる”ハイスペック男性”で、でもそんな男性と自分が付き合う想像もできず”今この男性とお付き合いしてるのはまだ自分のレベルが低いからだ“という想いがずっとあり、男性と正面から向き合えていない、常に罪悪感をもっています。
自分の理想的なご夫婦を見ると、なんで私のパートナーはこういう人なんだろう…..やっぱりまだまだ自分のレベルが低い。もっと頑張らなきゃ と思ってしまいます。
本当に自分でも酷いなと思います。。
夫を本気で愛し一生一緒にいたいのか?と言われたら正直わかりません。。理想的な人と一緒になれるならそっちがいい!とさえ思ってしまいます。
でも夫はとても優しい人なんです。
さっさと離婚して、理想の相手を見つけた方がいいのでしょうか?気持ちの整理がつきません。

【ご相談者様名:y様】

2022/11/29 2023/02/19

2022/11/29  2023/02/19

「私らしさ」の根をはりましょう!

こちらは『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えしています。

▼ 目次 【理想の夫婦像との比較に悩んでしまうあなたへ】

  1. 理想の夫婦像と比べるのは、成長意欲の表れですよね
  2. 理想の夫婦像と比べるのは、上下関係だから
  3. 理想の夫婦像は「横」展開させること
  4. 理想の夫婦像は「私らしさ」を持つこと
  5. 私らしい理想の夫婦像とは

理想の夫婦像と比べるのは、成長意欲の表れですよね

理想の夫婦像と比べるのは、成長意欲の表れですよね
【y】さん。ご相談いただきありがとうございます。心理カウンセラーの岩田昌樹と申します。

私はいつも夫を他人のパートナーと比較してしまいます。
自分の理想的なご夫婦を見ると、なんで私のパートナーはこういう人なんだろう…..やっぱりまだまだ自分のレベルが低い。もっと頑張らなきゃ と思ってしまいます。

そんな風に理想的な夫婦と比較して、もっと頑張らなきゃ!と強く思うということは、【y】さんも理想の夫婦になりたいという

成長意欲の現れ

ですよね。「もっと幸せに!」「もっといい家庭を!」「もっとレベルを高く!」と自分自身を高めていきたいと思うのは、素晴らしいことですよね。

それ自体は、むしろ肯定するべきことですよね。それだけ

生きるエネルギーが強い

ということですから。生きるエネルギーの強さが【y】さんの魅力・才能だと思いますので、もっともっと磨きをかけていきましょう。

ただ、その磨き方の方向性を、すこし変えてあげればいいだけだと思いますよ。キーワードは「方向性」だと私は思います。

理想の夫婦像と比べるのは、上下関係だから

理想の夫婦像と比べるのは、上下関係だから

自分の本当の理想はいわゆる”ハイスペック男性”で、でもそんな男性と自分が付き合う想像もできず”
今この男性とお付き合いしてるのはまだ自分のレベルが低いからだ“という想いがずっとあり、男性と正面から向き合えていない、常に罪悪感をもっています。

ご相談文にも、自分のレベルが「低い」とありますように、【y】さんは自ら一生懸命に、

「下」の位置に立とう

とされているのかもしれませんね。つまり、それは同時に、みんなを「上」に置こうとしているということですよね。上下関係で自分を見てしまっているということです。

上下関係で自分を見るということは、上にいるみんなを目指すことにつながりますから、

みんなと同じ路線で生きている

といっても良さそうですよね。人と同じレールの上を歩いているということです。2番手や3番手でも良し or 安心とする考え方と言えるのかもしれませんね。

すこし飛躍したイメージかもしれませんが、憧れの相手が上から垂らしているロープを登ろうとしているようなものかもしれません。1本のロープという登る道すじが決まっていて、それには

登るという選択肢しかない。

そうやって、下から見上げているんですよね。ロープを上から垂らしている人に追い付こうと、下から登り始めるわけです。

ただ「ロープ登り」は簡単ではありません。

  • 「全身の筋力」
  • 「持久力」
  • 「我慢・あきらめないチカラ」

などが必要です。つまり、それができるだけのエネルギー・パワーを【y】さんは身につけているんです。まずはそのことを「受け入れる」ことが大切だと思いますよ。

ただ、残念なことに、「ロープ登り」にはゴールがあるようでないんですよね。

ロープは1本ではない

からです。世の中には数えきれないほどのロープがぶらさがっていますよね。その果てしないほどの数を見て、途方に暮れてしまうわけです。

次第に、筋肉痛がひどくなり、エネルギーも尽きてきて、しんどくなって、地面にへたり込んでしてしまうようになるんです。

理想の夫婦像は「横」展開させること

理想の夫婦像は「横」展開させること
【y】さんのそのあふれんばかりのエネルギーを、もっと違うところで発揮するべきではないでしょうか。向かうべきは

「私らしさ」「私たち夫婦らしさ」

です。みんなを見て、追いかけるのではなく、みんなを見て、みんなとは違う道を選ぶ基準にすることです。AさんがAの道を行くのであれば、私はBにしよう。CさんがCの道を行くのであれば、私はDにしよう。そんな目線で見る習慣をつけることではないでしょうか。

誤解を生むかもしれませんが、

「あまのじゃく精神」

のようなものかもしれません。もちろん、誰かに憧れたりや理想を持つことは悪いことではありません。ただ、生きるエネルギーがあふれている場合は、「横方向」にも分散させていくことが大事です。上下関係で自分を見るだけではなく、「横方向」に並列に自分を見ていくことです。

世界中に存在する草木は、

同じ場所に2本は育たない

ですよね。1本1本が自分用の大地をしっかりと確保しているわけです。植物は上下関係ではなく、並列にみんな横に並びながら生きているんですよね。

みんながそれぞれ、生きる場所を手に入れているんです。だから、【y】さんも自分の花を咲かせる場所を探しませんか?探すとは、

他の人がいない大地を選ぶ

ということです。

理想の夫婦像とは、その

大地(土台)を得ること

とも言えるのではないでしょうか。みんながいない大地を探して、そこで大きな花を咲かせることにエネルギーを使うんです。【y】さんは、エネルギーにあふれているんです。その魅力と才能を咲かせる「場所」さえ確保できれば、天高く成長していくはずだと思いますよ。

理想の夫婦像は「私らしさ」を持つこと

理想の夫婦像は「私らしさ」を持つこと
金持ちの家庭を見たら、普通の経済力の堅実な家庭だからこそ得られる

「私たちらしい小さな幸せ」

を見つけましょう。
高学歴の家庭を見たら、普通の学歴の家庭だからこそ得られる

「私たちらしい自由」

を得ましょう。
見栄えの良い夫婦を見たら、普通の見た目の夫婦だからこそ得られる

「私たちらしい安心感」

に満足してみましょう。

「差別化」と「オリジナリティ」と「誰もいない場所」を、いつもいつも意識しましょう。ビジネスでいうところのブルーオーシャン戦略です。でもビジネスでは、結果が必要になりますが、理想の夫婦においては、自己満足でいいですよね。

人とは違う道を選ぶことに誇りを持ちましょう。

【y】さんにとっての「私らしさ」って何ですか?

  • 服を買うときも
  • 化粧をするときも
  • 野菜を買うときも
  • 歩くときも
  • 言葉を選ぶときも
  • 笑顔を見せるときも
  • 洗濯物をたたむときも

「私らしいかな?」といつも自分に問いかけることを日課にしてみてはいかがでしょうか。

私らしい理想の夫婦像とは

私らしい理想の夫婦像とは
「私らしさ」を見い出していく作業とは、

草木の「根」

のようなものだと私は思っています。外からは見えない大地の中に、すこしずつ「根」を張り巡らしていく作業ではないでしょうか。

理想の夫婦とは、外から見てもわからないものですし、外の人が判断できないものでもあります。

外からは見えない「心」

が作り出すものですよね。「ハイスペック」で見た目が整っていれば、理想の夫婦になれるわけではありません。

ただ、「私らしさ」の根が張り巡らされたとしても、「比較」「劣等感」「嫉妬心」などはなくならないものです。ハイスペックの夫婦を見たら、誰だって「いいなぁ~」と憧れてしまいますよね。

人間とはそういうものです。生きるエネルギーがあふれていれば、なおさらです。

「比較」「劣等感」「嫉妬心」などは、

台風や嵐のようなもの

です。晴天ばかりが続くことがないように、天気の悪化を避けることはできません。それと同じように、必ず抱く感情とも言えるんです。

ただ、「根」が張り巡らされていると、台風や嵐に襲われたとしても、しっかりと

大地に踏ん張り続けることができる

んです。そして、台風や嵐が過ぎ去ったら、雲ひとつない晴天が現れるんです。

まだ種子の状態で、わたしだけの大地がないときや、根を張ることができていないと、強い雨風に吹き飛ばされてしまいますよね。

「私らしさ」ってなんだろう?と、私に問いかけ続けることは、

私の「心」という大地に根を張ること

につながります。

私自身の「心とつながる」ことが大切なんです。私自身とのつながりが持てていないから、「外(理想・天気)」が気になりすぎてしまうのだと思いますよ。

心理カウンセラー・岩田昌樹
こちらは『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えさせていただきました。
ココロノマルシェ』とは、根本裕幸カウンセラーの弟子カウンセラーたちが回答する、無料お悩み相談掲示板です。皆さま、お気軽にご投稿くださいね。

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