2年前に、夫の浮気が発覚。
それ以来、不倫されたことをフラッシュバックのように思い出してしまい、しんどくて辛い日々を送っています。このままだと、何年経っても許せないかもしれません。
浮気が発覚したキッカケは、浮気相手に送るはずのLINEを、間違って私に送ってきたことでした。
大喧嘩をしました。不倫の関係が6年も続いていたと明かされたときは、そんなにも長い間、浮気されていたのかと、さすがにショックで…。本当にしんどい。本当に辛いです。
浮気が発覚してからは何度も、不倫のLINEメッセージの文面がフラッシュバックのように蘇って、しんどさから抜け出せなくなりました。1ヶ月ぐらい離婚を真剣に考えました。
夫は不倫相手とはすぐに別れてくれました。浮気したことを真剣に謝ってくれていて、
「浮気相手とは、もう会っていない」
「浮気相手の連絡先は消去した」
と言ってくれています。
6才になる子供のこともあります。何より、それでも夫のことが好きでいる自分がいました。「浮気相手とはもう別れた」という言葉を信じようと頑張って、離婚せずに結婚生活をなんとか続けています。今でも夫婦仲は良いので、ある意味、幸せな生活を送っているのかもしれません。
ですが…突然、浮気されたフラッシュバックに襲われます。いくら真剣に交際していなかったと聞いていても、6年間という長い間、不倫関係だったわけです。
ずっと裏切られていたんだという気持ちが蘇ってきてしまいます。
もちろん夫には、「一生忘れないし、許せないと思う」と伝えています。それでも、毎日毎日がしんどいんです。
どうすれば、このフラッシュバックに襲われてしまうしんどい気持ちを解消することができるのでしょうか?
いい方法はないでしょうか?
こんにちは。夫婦関係修復カウンセラーの岩田昌樹です。
6年もの長い間の浮気。「ずっと裏切られていたんだ…」そう感じてしまっても仕方がないですよね。
不倫されていた間に起こった出来事が、走馬灯のように思い出されるのではないでしょうか。旅行に行ったとき。子供の入園式。発表会…。楽しかった日々だったのに、あの時もずっと…。
私が、〇〇さんの立場だったと思うと…胸が苦しくなってしまいます…。
これからの長い人生を、ずっとそのことを抱えながら生きていかなければいけないと思うと、毎日がしんどいですよね。
愛するお子様のことを考えて。そしてご主人のことが大好きだからこそ、頑張って続けてこれたんですよね。
そのことだけでも、〇〇さんは立派すぎます。尊敬の念でいっぱいです。
誰もが、そういう気持ちになってしまうと思いますよ。
時が解決してくれる部分もあるかもしれませんが、そう簡単に解消できる事柄ではないですよね。
夫の不倫という辛い出来事があったのに、夫婦仲が良いのは、とても素晴らしいことですよね。
仲が悪くならないように、この2年間、〇〇さんはずっと努力されてきたのではないでしょうか?
〇〇さんと同じような関係性を目指そうと努力しても、なかなかできることではないと思いますよ。
ご主人も、自分が浮気という後ろめたいことをしてしまったにもかかわらず、〇〇さんが頑張って夫婦仲が悪くならないようにしてくれていることを、心から感謝していると思いますよ。
ただ、お子様やご主人を愛する気持ちを尊重しすぎていないでしょうか。
としすぎているのかもしれません。
しんどい気持ちを抑えようと思えば思うほど、反対に思い出してしまい、フラッシュバックとして辛い記憶が蘇ってきてしまうことも多いんです。
我慢する必要なんてないんですよ。
「思いっきり、泣いていいんですよ。」
「思いっきり、叫んでいいんですよ。」
「思いっきり、悲しんでいいんですよ。」
涙が枯れ果ててしまうまで。
感情を出しきって、声も出せなくなってしまうまで。
自分のために。
自分を愛して。
自分をいたわって。
泣いてみてもいいのではないでしょうか。
もし〇〇さんがよければ、ご主人の胸の中で思いっきり泣いてもいいと思いますよ。ご主人は、〇〇さんの辛い気持ちを全身で受けとめてくれるはずです。
辛い思いを吐き出して伝えることは、決してお互いにとって悪いことではないと思います。お2人の
良いきっかけに、きっとなるはずですよ。
伝える際に、「あなたは…なぜ…」と責める口調にならないように気をつけましょうね。ご主人は「自分のせいだ」と自分を責め続けてしまうと思います。
〇〇さんからすると、ご主人に「もっと反省して、自分を責めてほしい」という気持ちがあるかもしれませんね。
ですが、男性は自分を責めすぎてしまうと、生来持っている
イライラしてしまう傾向にあります。
イライラを解消するために、外でストレスを発散。最悪、また浮気に走ってしまう可能性も否定できませんよ。
そうなってしまうと、〇〇さんの希望とはかけ離れてしまいますよね。
「私は、とても辛いの」と
〇〇さんの気持ちを伝えることだけを心がけましょう。
そうすればご主人は、「〇〇さんを一生守っていかなければ!」という想いが強くなるはずです。
今回の不幸な出来事が、ご主人の〇〇さんへの愛情がより一層深まる良いきっかけになるかもしれませんよ。
しんどい思いを感じながら、不倫のフラッシュバックに耐え続けるのには限界がありますよね。
「悲しくて、苦しくて、辛い気持ちを抑えて頑張っているけれど、2年経っても時々辛い気持ちに苛まれるの…」と、今までよりもっと、ご主人に伝えてもいいのではないでしょうか?
ただ今後は、伝え方を少し変えてみてもいいかもしれませんね。
「もしかしたら、夫は浮気をもう反省し終えたと思っているのではないか?」
「浮気したことを、もう過去のことと思っているのかも?」
「私が浮気を許していると思っているのだろうか?」
そういう思いが〇〇さんにあるからこそ、辛いという気持ちが消えないのかもしれませんからね。
ご主人に、目に見える形で具体的に何かをしてもらうのはいかがでしょうか?
「辛いという気持ちが完全になくなるまでは、ずっと続けてほしい」という気持ちを添えて。
などです。
責めるのではなく、「浮気してしまったことを、心から反省しています」という気持ちを、
にしてもらう。それが、〇〇さんの気持ちを落ち着かせることにつながっていくのではないでしょうか?
ずっとずっと、浮気の辛い思いをお〇〇さんの心の中だけにしまっていると、いつか壊れてしまいますよね。
それは、ご主人も望んでいないはずです。一緒に生活をしていても、お互いの気持ちをすべてわかり合うことは難しいですよね。
ご主人も、「本当に反省しているという気持ち」を【見える形】で伝えられることを、嬉しく思うのではないでしょうか?
【見える形】にしてお互いに理解しあうことで、
と思いますよ。
【見える形】で伝えてもらったら、
が大事です。純粋にご主人の愛情を受け取りながら、喜びましょう。
繰り返しますが、〇〇さんが辛い表情や影のある表情をしていると、ご主人は自分を責めてイライラしてしまいます。その結果、外でイライラのストレスを解消しようとしてしまうでしょう。
これまで数多くの「不倫・浮気のカウンセリング」をさせていただいた中で感じるのは、フラッシュバックでしんどくなってしまう方は、
が多い印象なんです。我慢して、耐えて、頑張ることには一生懸命である一方で、誰かに与えてもらうと、途端に遠慮をし始めてしまう。そんなことはないでしょうか。
そんな「人の良さ」を持ち合わせすぎているのかもしれませんよ。ここは意識的に、不器用な形でも構いませんので、受け取る努力をしてみましょう。
気持ちがラクになってくると、「一生忘れないし、許せないと思う」とご主人に伝えた気持ちが、少しずつ軽くなっていくのを感じると思います。
〇〇さんのお気持ちはとてもよくわかりますが、「一生」という言葉は、ご主人にとっては重すぎる言葉かもしれません。
少しずつ、少しずつ。「あの時はそう言ったけれど…」と伝えてみましょう。
ご主人を許せるようになっていく
なっていくと思いますよ。
ご主人の肩に乗った罪悪感も少しずつ軽くなっていき、家族で心から笑い合える関係に近づいていくのではないでしょうか。
すこし厳しめの視点になってしまうかもしれませんが、最後に。
もしかすると、『フラッシュバックさん』は〇〇さんに
を持ちなさいと伝えてくれているのかもしれませんよ。これは、
とも言えます。
「家族のため」「愛する夫のため」そのために努力して頑張りすぎているから、不安定な心になってしまっている。
【人に左右されている・振り回されている人生】とも言えるかもしれませんよ。フラッシュバックとは、ある意味何か自分の外のチカラに振り回されている状況とも言えますよね。
など、どんな形でもいいと思います。
自分で決断すること。
そして、ご主人にも伝えること。
自分に対して覚悟ができると、
に変わるように感じませんか。
「自分で選択した人生なんだ」という強い覚悟を持つと、私を振り回してくる「フラッシュバックさん」は意気消沈していく。息をひそめて、引っ込んでいくと、私は思いますよ。
私たちには、守秘義務がございます。
みなさまにご相談いただいた内容を、
掲載・公開することは一切致しません。
こちらで掲載させていただいている事例は、
参考例でございます。
安心してご利用くださいませ。