「仕事だからと、職場の人間関係を割り切るべきなのか?」
「コミュニケーションも大事にしていくべきなのか?」
「仕事は仕事と割り切って働いていいのか?」
最近わからなくなってきました。
事務の仕事をしています。職場の同僚はもちろん、他部署の方や取引先とのやり取りが多くあります。
人間関係が良くした方が、スムーズに進めやすい仕事ではあるのですが、私は必要最低限の会話しかしていません。「仕事は仕事」と割り切って働きたい。そう思って、今までは仕事をしてきました。
でも、職場の人たちが、仕事中も楽しそうに雑談をしているのを見ると、うらやましく感じるときもあります。自分は「どう思われているのだろう」と考えるようになりました。
そんな毎日を過ごしていると、なんだか、心身ともに疲れてきてしまいました。
面倒だと思っても、仕事のために、よい人間関係をつくる努力をすべきでしょうか?それとも、仕事は仕事と考えて、職場の人間関係は割り切って考えるスタイルを、これからも貫くべきでしょうか?
ベストな状態で、仕事をすること。そのために、仕事の人間関係を
ですよね。
適度な距離感を保っておかないと、人の言動に
・イライラしてしまったり、
・傷ついてしまったり、
・悲しくなってしまったり
してしまうものですよね。そうすると、仕事のパフォーマンスは自然と落ちてしまうもの。
仕事の人間関係に悩みすぎると、精神的な余裕がなくなり、会社を辞めてしまいたいと追い込まれてしまいますよね。
何よりも、それを1番に考えるべきだと思いますよ。
ただ、そうはいってもバランスですよね。仕事の人間関係をうまく割り切りながら、気持ち良い関係もつくっていきたい。
コミュニケーションをとるのが苦手な人でも、それができる方法。それは、
をつくることではないでしょうか。人はどうしても、「できない短所」をカバーしたいと思うものですよね。うまくいかないと感じるのは、もしかすると、そのせいかもしれませんよ。
今回は、そのポイントに絞ってお話しさせていただきますね。
まず最初に押さえておきたいのは、「人間関係を割り切る」という意味です。
「割り切る」というと、相手に冷たく接して、ドライな印象を与えてしまうと思いがちです。でもそうした対応は、「割り切る」ではなく「断ち切る」ではないでしょうか。
「人間関係を割り切る」は、人を避けたり、職場のコミュニケーションを断ち切るということではありませんよね。
「割り切る」とは、自分の
ということではないでしょうか。
「相手」との関係性ではなく、
だということです。
勘違いして、「相手」との関係を断ち切ってしまうと、どうなるでしょうか。うまくいく仕事も、うまくいかなくなってしまいますよね。
「人間関係を割り切る」とは、「自分」の受け止め方を変えて、与えられた「仕事に集中」する。
そして、仕事でしっかりと成果を出して、みんなに貢献する。ということではないでしょうか。
自分が思っている以上に、人は、相手に興味を持っていないですよね。誰だって、自分のことを一番に考えているものです。
そんな「相手」と「わたし」の間にあるもの。それは、「悪意」や「悪気」ではない。あるのは「相手」の
だけではないでしょうか。
相手がイライラを表に出すことになった「キッカケ」は、もしかしたら、あなたにあるのかもしれません。でも元々、相手はイライラしていたんです。
イヤなことを相手から言われたり、イライラされたときの「理由」は、相手にあることがほとんどです。あなたには「理由」がない。
その「理由」を知ろうと思っても、難しいですよね。すべて知るのは、不可能です。だから妄想しておくしかないんです。
って。
それが、「割り切る」ということだと思いますよ。
そういう意味でも、「仕事は仕事」と割り切って働く、〇〇さんの考え方は間違っていない。私はそう思いますよ。
〇〇さんは違うと思いますが、職場の同僚や上司は、「仲間」だという意識を持っている人も多いのではないでしょうか。
「仲間」だと思うから、甘えが生じてしまう。恥ずかしながら、私にはそんな甘えがありました。
「大切な取引先だったとしたら…」
すべてに反応していたら、仕事になりませんよね。
職場の人間関係も「仕事のうち」だと考えたら、「割り切ろう」という気持ちも、自然とすんなり受け入れられるのかもしれませんね。
コミュニケーションが苦手な私。
がんばって話しかけてみたけれど…。どこかギクシャク。1人になってから、
「失礼なこと言ってなかったかな…?」
「笑うタイミングが、違ったかも…」
なんて落ち込んだりしていませんか?
がんばって、がんばって。苦手なところを、なくして、なくして。
精神をすり減らしながら努力している姿が目に浮かびます。
でも…そんなことをしていると、どんどんと、自分の至らなさを実感するだけではないでしょうか?
エッサ!コラサ!と汗水たらして、
ことになりますよね。
「人に振り回されない」ように。
「割り切ろう」としていたのに。
結果的には、振り回されっぱなしになってしまいますよね。
でも、もしかしたら、コミュニケーションが「苦手ではない」のかもしれませんよ。
「相手の土俵」で勝負しようとしているから、うまくいかないだけではないでしょうか。
できると、人は饒舌になるものです。
そんな自分の得意分野であれば、清らかな水のように、なめらかに言葉が流れだすのではないでしょうか。
〇〇さんにも「自分の土俵」があるでしょうか。とっても、小さくていいんです。みんなが頼りたくなるところ。
趣味でもいいと思いますよ。
手芸が得意
映画マニア
卓球がスゴイ
…など
「ここだけは、負けない!」という分野を、意識的につくること。そうすると、
自分から「相手の土俵」に出向かなくてもいいんです。まずは、
そうすると、必ず相手の方から、来てくれるはずですよ。
「自分の土俵」がないと、どうでしょうか?
相手は入ってこれないので「自分の土俵」に引き入れようとしますよね。
そうすると、相手のペースに巻き込まれてしまい、コミュニケーションがなかなかうまくいかない。
人間関係って、そういうものですよね。
これまでのように、「仕事は仕事」と割り切った方が、〇〇さんの評価が上がりやすいかもしれませんよ。
いつも円滑にコミュニケーションを取っていて、人間関係が良好な人も、機嫌が良くないときもありますよね。そんなときにそっけない態度をとってしまうと、一気に評価が下がりやすいですよね。
逆に、いつも黙々と仕事をしている人が、少しにこやかに対応するとどうでしょうか。「意外と優しくて良い人なんだな…」と、一気に印象がよくなると思いませんか?
人は、チラッと見え隠れするギャップに魅了されるものです。
〇〇さんが周りの目を気にされているということは、
だと私は思いますよ。
淡々と仕事をこなして、時々無理のない範囲でコミュニケーションをとる。
職場での人間関係のことはあまり気にしすぎずに、今まで通りの〇〇さんでいいと私は思いますよ。
最後に、これまでの要点をまとめてみました。
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