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仕事だから、職場の人間関係は割り切るべきでしょうか? | ことり電話【お悩み電話相談室】匿名で今すぐ相談OK

仕事だから、職場の人間関係は割り切るべきでしょうか?

「仕事だからと、職場の人間関係を割り切るべきなのか?」
「コミュニケーションも大事にしていくべきなのか?」
「仕事は仕事と割り切って働いていいのか?」
最近わからなくなってきました。

事務の仕事をしています。職場の同僚はもちろん、他部署の方や取引先とのやり取りが多くあります。

人間関係が良くした方が、スムーズに進めやすい仕事ではあるのですが、私は必要最低限の会話しかしていません。「仕事は仕事」と割り切って働きたい。そう思って、今までは仕事をしてきました。

でも、職場の人たちが、仕事中も楽しそうに雑談をしているのを見ると、うらやましく感じるときもあります。自分は「どう思われているのだろう」と考えるようになりました。

そんな毎日を過ごしていると、なんだか、心身ともに疲れてきてしまいました。

面倒だと思っても、仕事のために、よい人間関係をつくる努力をすべきでしょうか?それとも、仕事は仕事と考えて、職場の人間関係は割り切って考えるスタイルを、これからも貫くべきでしょうか?

2019/10/22 2024/01/22

2019/10/22  2024/01/22

「小さな長所」をつくることが、快適な人間関係をつくるコツかもしれませんよ。

▼【目次】仕事のために、職場の人間関係を割り切るべきでしょうか?

  1. 人間関係を割り切ることは、仕事を快適に進めるために大切ですよね。
  2. 仕事と割り切りながら、気持ちよい人間関係もつくるコツ。
  3. 仕事の人間関係を割り切るとは、どういうことでしょうか?
  4. 職場の人間関係が悪くなる理由は、自分にはない?
  5. 職場の人間関係は、「大切な取引先」だと思いましょう。
  6. 仕事の人間関係が、本当に苦手なのでしょうか?
  7. 〇〇さんは、仕事の評価が上がりやすいのではないでしょうか。
  8. 仕事の人間関係についての「まとめ」
心理カウンセラー・岩田昌樹

人間関係を割り切ることは、仕事を快適に進めるために大切ですよね。

人間関係を割り切ることは、仕事を快適に進めるために大切ですよね。
ベストな状態で、仕事をすること。そのために、仕事の人間関係を

割り切ることは、とても大切

ですよね。

適度な距離感を保っておかないと、人の言動に
イライラしてしまったり、
傷ついてしまったり、
悲しくなってしまったり
してしまうものですよね。そうすると、仕事のパフォーマンスは自然と落ちてしまうもの。

仕事の人間関係に悩みすぎると、精神的な余裕がなくなり、会社を辞めてしまいたいと追い込まれてしまいますよね。

自分が気持ちよく、
仕事をできる環境をつくること。

何よりも、それを1番に考えるべきだと思いますよ。

仕事と割り切りながら、気持ちよい人間関係もつくるコツ。

割り切りながら、気持ちよい人間関係もつくるコツ。
ただ、そうはいってもバランスですよね。仕事の人間関係をうまく割り切りながら、気持ち良い関係もつくっていきたい。

コミュニケーションをとるのが苦手な人でも、それができる方法。それは、

「小さな長所」

をつくることではないでしょうか。人はどうしても、「できない短所」をカバーしたいと思うものですよね。うまくいかないと感じるのは、もしかすると、そのせいかもしれませんよ。

今回は、そのポイントに絞ってお話しさせていただきますね。

仕事の人間関係を割り切るとは、どういうことでしょうか?

仕事の人間関係を割り切るとは、どういうことでしょうか?
まず最初に押さえておきたいのは、「人間関係を割り切る」という意味です。

「割り切る」というと、相手に冷たく接して、ドライな印象を与えてしまうと思いがちです。でもそうした対応は、「割り切る」ではなく「断ち切る」ではないでしょうか。

「人間関係を割り切る」は、人を避けたり、職場のコミュニケーションを断ち切るということではありませんよね。

「割り切る」とは、自分の

感情に振り回されないようにする

ということではないでしょうか。

「相手」との関係性ではなく、

「自分」の受け止め方

だということです。

勘違いして、「相手」との関係を断ち切ってしまうと、どうなるでしょうか。うまくいく仕事も、うまくいかなくなってしまいますよね。

「人間関係を割り切る」とは、「自分」の受け止め方を変えて、与えられた「仕事に集中」する。

人に振り回されないようにする

そして、仕事でしっかりと成果を出して、みんなに貢献する。ということではないでしょうか。

職場の人間関係が悪くなる理由は、自分にはない?

職場の人間関係が悪くなる理由は、自分にはない?
自分が思っている以上に、人は、相手に興味を持っていないですよね。誰だって、自分のことを一番に考えているものです。

そんな「相手」と「わたし」の間にあるもの。それは、「悪意」や「悪気」ではない。あるのは「相手」の

「機嫌」と「価値観」

だけではないでしょうか。

相手がイライラ…人間関係がつらいと思ったら

相手がイライラを表に出すことになった「キッカケ」は、もしかしたら、あなたにあるのかもしれません。でも元々、相手はイライラしていたんです。

  • 朝、夫婦喧嘩したのかもしれない…
  • 腰痛が痛くて、イライラしていたのかもしれない…
  • 忙しすぎて、ストレスが溜まっていたのかもしれない…
  • 自分に自信がなくて、焦っているのかもしれない…
  • 上司からのプレッシャーと戦っているのかもしれない…
  • 指摘するのが苦手で、キツイ言い方になってしまうのかもしれない…
  • 自分に課している厳しいルールを、相手に求めているだけかもしれない…

イヤなことを相手から言われたり、イライラされたときの「理由」は、相手にあることがほとんどです。あなたには「理由」がない。

その「理由」を知ろうと思っても、難しいですよね。すべて知るのは、不可能です。だから妄想しておくしかないんです。

「今日は、歯が痛いんだろうな…」

って。

それが、「割り切る」ということだと思いますよ。

  • 人の機嫌や価値観に、振り回されないこと。
  • 人の機嫌や価値観を、過剰に意識しすぎないこと。
  • 人のために、貴重な時間を使うのではなく、自分のために使うこと。

そういう意味でも、「仕事は仕事」と割り切って働く、〇〇さんの考え方は間違っていない。私はそう思いますよ。

職場の人間関係は、「大切な取引先」だと思いましょう。

職場の人間関係は、「大切な取引先」だと思いましょう。
〇〇さんは違うと思いますが、職場の同僚や上司は、「仲間」だという意識を持っている人も多いのではないでしょうか。

「仲間」だと思うから、甘えが生じてしまう。恥ずかしながら、私にはそんな甘えがありました。

「大切な取引先だったとしたら…」

  • 無理難題を押し付けてくる取引先もいるでしょう。
  • 合わないな…と思いながらも、接待しなければいけない時もあるでしょう。
  • 非がないのに怒られることもあるでしょう。

すべてに反応していたら、仕事になりませんよね。

職場の人間関係も「仕事のうち」だと考えたら、「割り切ろう」という気持ちも、自然とすんなり受け入れられるのかもしれませんね。

仕事の人間関係が、本当に苦手なのでしょうか?

仕事の人間関係が、本当に苦手なのでしょうか?

職場のみんなに合わせようと、頑張りすぎていませんか?

コミュニケーションが苦手な私。
がんばって話しかけてみたけれど…。どこかギクシャク。1人になってから、

「失礼なこと言ってなかったかな…?」

「笑うタイミングが、違ったかも…」

なんて落ち込んだりしていませんか?

がんばって、がんばって。苦手なところを、なくして、なくして。

職場のみんなに合わせよう。

精神をすり減らしながら努力している姿が目に浮かびます。

自己否定を繰り返していませんか?

でも…そんなことをしていると、どんどんと、自分の至らなさを実感するだけではないでしょうか?
エッサ!コラサ!と汗水たらして、

自己否定を繰り返していく

ことになりますよね。

「人に振り回されない」ように。
「割り切ろう」としていたのに。
結果的には、振り回されっぱなしになってしまいますよね。

本当は、人間関係が苦手ではないかもしれませんよ。

本当は、人間関係が苦手ではないかもしれませんよ。
でも、もしかしたら、コミュニケーションが「苦手ではない」のかもしれませんよ。

「相手の土俵」で勝負しようとしているから、うまくいかないだけではないでしょうか。

「自分の土俵」で勝負

できると、人は饒舌になるものです。

  • 好きなことだから。
  • いつも考えているから。
  • 慣れているから。

そんな自分の得意分野であれば、清らかな水のように、なめらかに言葉が流れだすのではないでしょうか。

「小さな長所」をつくると、気持ちよい人間関係に。

「小さな長所」をつくると、気持ちよい人間関係に。
〇〇さんにも「自分の土俵」があるでしょうか。とっても、小さくていいんです。みんなが頼りたくなるところ。

  • Excel・パワーポイントが他の人よりも詳しい。
  • 取引先情報に詳しい。
  • 備品管理に詳しい。 …など

趣味でもいいと思いますよ。

 手芸が得意
 映画マニア
 卓球がスゴイ
 …など

「ここだけは、負けない!」という分野を、意識的につくること。そうすると、

  • 一目を置かれる。
       ↓
  • 苦手なことがあっても、「しょうがないか…」と思われる。
       ↓
  • まず、長所を見てくれるようになる。
       ↓
  • 「自分の土俵」に入ってきてくれる。
       ↓
  • コミュニケーションがうまくできるように。
       ↓
  • ひとがらを理解してもらえて、仕事がしやすくなる。
       ↓
  • 自分に自信が持てるようになる。

自分から「相手の土俵」に出向かなくてもいいんです。まずは、

「自分の土俵」をつくること。

そうすると、必ず相手の方から、来てくれるはずですよ。

「自分の土俵」がないと、どうでしょうか?

相手は入ってこれないので「自分の土俵」に引き入れようとしますよね。
そうすると、相手のペースに巻き込まれてしまい、コミュニケーションがなかなかうまくいかない。

人間関係って、そういうものですよね。

〇〇さんは、仕事の評価が上がりやすいのではないでしょうか。

〇〇さんは、評価が上がりやすいのではないでしょうか。
これまでのように、「仕事は仕事」と割り切った方が、〇〇さんの評価が上がりやすいかもしれませんよ。

いつも円滑にコミュニケーションを取っていて、人間関係が良好な人も、機嫌が良くないときもありますよね。そんなときにそっけない態度をとってしまうと、一気に評価が下がりやすいですよね。

逆に、いつも黙々と仕事をしている人が、少しにこやかに対応するとどうでしょうか。「意外と優しくて良い人なんだな…」と、一気に印象がよくなると思いませんか?

人は、チラッと見え隠れするギャップに魅了されるものです。

〇〇さんが周りの目を気にされているということは、

優しい気持ちを持っている証拠

だと私は思いますよ。

淡々と仕事をこなして、時々無理のない範囲でコミュニケーションをとる。
職場での人間関係のことはあまり気にしすぎずに、今まで通りの〇〇さんでいいと私は思いますよ。

仕事の人間関係の割り切り方の「まとめ」

最後に、これまでの要点をまとめてみました。

  • 「仕事の人間関係を割り切る」とは、自分の「感情に振り回されない」ようにするという意味。
  • 相手に「悪意」も「悪気」もない。あるのは、「機嫌」と「価値観」だけ。
  • 職場の人間関係は、「大切な取引先」と思うこと。
  • 「できない短所」をなくそうとしすぎないこと。
  • 「小さな長所」をつくることが、気持ちよい人間関係をつくるコツ。
心理カウンセラー・岩田昌樹

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