もうすぐ、遠距離恋愛になってしまう彼氏がいます。
あまり会えなくなるかもしれないと思うと不安で仕方がなく、辛いです。遠距離恋愛が上手くいく方法はあるでしょうか?
突然、彼が転勤で地方に行くことに。新幹線で3時間もかかります。仕方がないとはわかっているけれど…。遠すぎる距離と移動時間を調べれば調べるほど、不安な気持ちが日に日に強くなってきて辛いです。
会えない日々が続くと、彼の心が遠ざかっていきそうで。自由に遊んでしまわないだろうか、近くにいる人に心を奪われないかと不安です。
彼はとても優しいし、私のことを好きだと言ってくれています。だから遠距離恋愛になってしまったからといって、絶対に別れたくないんです。
どうすれば辛い気持ちを抑えられるでしょうか?遠距離恋愛になったとき、彼と上手くいく方法があれば教えてください。
私も、4年間付き合った彼氏と
していたことがあります。ご相談内容を読ませていただいて、当時の辛い気持ちを思い出しました。胸がギューっと締め付けられるような「不安・辛い気持ち」を感じてしまいますよね。〇〇さんのお気持ち、とてもよくわかります。
私たちは、東京と大阪。彼の大阪転勤が、遠距離恋愛の始まりでした。新幹線で2時間30分とはいえ、ドア・ツー・ドアだと
ぐらい。やっぱり会いに行くのは、ちょっとした「イベント」になってしまいますよね。
東京に残された私は、何が辛かったのでしょうか。それは「わからない」という不安だったように思います。
など…初めての経験に対する不安が大きかったんです。
まずは、
を「知る」ことから始めました。
「わからない」から、疑心暗鬼になってしまう。辛い気持ちになってしまう。「わからない」という不安を解消することが、一番大事だと思ったからです。
わからないと、自分の中で妄想をし始めてしまい、「疑い」という負の連鎖を作り上げてしまうものですよね。
すぐに、大阪で住む彼の家に行って、「引越しの荷ほどき」を手伝いました。
住んでいるのか?それを知ることができると、心がとても落ち着きました。
高い交通費を出して、大阪まで会いに行ったんです。本来であれば、観光地や美味しいお店を巡って、デートをしたいなと思いますよね。でも、そうした気持ちはグッと抑えて、
しました。
後から考えても、知ることを優先して、本当によかったと感じました。電話をしていても、遠距離だけど、彼の状況が手に取るようにわかる。想像できるから、変な疑いを持たずに済んだんです。
遠距離恋愛だから、2人のいる場所は遠くても、
そう感じました。
次に解消しようと思ったのが、
という不安でした。
よく考えてみると、遠距離恋愛は「直接会える回数が減ってしまう」ということ以外は、何も変わらないんですよね。
だから、できる限り
それが大事だと思ったんです。
彼とは「週1回」は会っていたので、これまでと同じように
と提案しました。
いつもよりちょっとだけ、「豪華な食事やビール」を買ってくる。美味しい食事をしながら、お互いの顔を見て、ゆっくりと過ごす。
Skypeテレビ通話をつなぎながら、
コーヒーを飲みながら、
慣れたころには、
無理に言葉を交わさなくてもいいんです。
肌は触れ合えないけれど。
デートスポットには、行けないけれど。
一緒に過ごして楽しむ時間を、これまで通り続けられたことで、2人の仲はさらに深まっていったように思います。逆に、少しマンネリ化していたこれまでのデートに、
毎週のデートが、今までよりも楽しくなっていったんです。
音声のみの電話だと、そうはいかないですよね。話をしていないと、間が持たなくなってしまう。手持ち無沙汰になって、早く切りたくなります。特に、男性はね。
「話す時間」ではなく、
会話は、一緒に過ごすための「ひとつの手段」でしかありませんからね。
そうは言っても、直接会えない期間が長いと辛いですよね。私の感覚では、
は会えないと、遠距離恋愛を続けることは難しいと感じました。だから、「月に1回は会えるようにしようね!」と強くお願いしたんです。
ただ「経済的負担が大きすぎる」ことが、重く心にのしかかってきますよね。彼が毎月、東京に来る用事があればいいのですが…。さすがに、毎月というわけにはいきませんでした。
でもしばらくすると、
ことに気づいたんです。毎月で換算すると、経済的負担は以前とあまり変わらなかったんです。
高い交通費のことばかりに目がいってしまい、最初の数ヶ月は、その事実に全く気付きませんでした。それに気づいてからは、経済的な不安がなくなり、気持ちの良く会えるようになりました。
(私たち2人は、もともとデート代金を半分ずつ出し合っていたことが大きいかもしれませんね。)
人間は、置かれた環境に、すこしずつ
だと思います。
会いたいときに会えないという状況に慣れ、好きな人に会えなくても平気な自分になってしまいます。
それを避けるためにも、遠距離恋愛になる前と「付き合い方を変えたくない」という要望は、しっかりと伝えておくべきかもしれませんね。
そうすると、思いもよらない効果もあったんですよ。
が倍増したんです。いつでも会える距離にいたときには、味わうことができない“幸せ”でした。
この時ばかりは、
そう思ってしまったほどでしたよ。
遠距離恋愛になって、3ヶ月が過ぎたころだったと思います。お願い事を、2つ提案してみました。
と。愛情は、言葉よりも「ぬくもり」で伝わっていくものですよね。おうちデートでは、どうしても「ぬくもり」を伝えられない。
会った時は、スキンシップを多くしてほしいとお願いしてからは、彼との距離が、より一層近づいたように思います。
「ぬくもり」という愛情は、
ことがわかったんです。
せっかく月に1回、ようやく会えたのに、
ですよね。だから、ケンカに発展してしまいそうなことは、「先に出しておく」ことが大事だと思いました。
おうちデートや電話をしたときに、
そうお願いしました。
辛いことや悩みごとを伝え合うと、時にはケンカに発展してしまうこともあるでしょう。でも、時にはケンカも大事ですよね。お互いを理解しあうためには、
だと思います。ケンカを避けてしまう関係だと、最終的に上手くいかないことも多いのではないでしょうか。
特に、遠距離恋愛は気軽に会えない分、
になってしまいますよね。
ため込んでしまうと、一気に噴き出してしまったときには、修復不可能になってしまうこともあります。
することが大事なのではないでしょうか。
遠距離で通話が多くなって、気づいたことがあります。顔を会わせることが少ない遠距離恋愛の方が、
ということです…。
面と向かって言いにくかったことも、電話だと言いやすいってことは意外に多いですよね。
気づかせてくれることが多いという意味では、遠距離恋愛もなかなか良いものですよね。
残念ながら、彼は「結婚願望がない」人でした。子供があまり好きではなかったので、結婚に意味を感じられなかったようです。
遠距離恋愛が、男の人よりも女の人の方が辛いと思ってしまう理由。それは
だと思います。20代後半以降の年齢で、遠距離恋愛になった場合、男の人はどれだけ遠距離の期間が長引いても、それほど気にはしないでしょう。結婚が何歳になってもあまり影響がないからです。
でも女の人は違いますよね。子供を産みたいと考えている人は、「できれば30才までに結婚したい」そう思う人も多いですよね。
20代後半に遠距離恋愛になると、いつ戻ってくるのか?戻ってきたときに結婚してくれるのか?リミットを意識するようになりますよね。当然だと思います。
だから辛くなるのだと思います。
私はこの時、29才。1年半悩み続けたけれど、私は耐えられませんでした。「ゴールを明確にしてほしい」と思い、彼のことが大好きだからこそ、行動に出ました。
ケンカをしたわけではありません。
しました。1ヶ月間。心を鬼にして、じっと我慢をし続けました。1日1日が、本当に長く感じられました。
実は、遠距離恋愛が始まったころに、結婚の話を彼にしてみたんです。でも、色よい返事は返ってこず、うやむやの状態に。彼のことが大好きだった私は、それ以上話を大きくしないようにしていました。
連絡をストップして、1ヶ月が過ぎたころだったでしょうか。彼から「もう好きではなくなったのでしょうか?」とLINEが来ました。
普段、そんな弱音を言う彼ではなかったんです。私は、
思い切って、そう返信をしました。
2週間後。「来週、東京に行くから会ってほしい。大事な話がある」と言われました。そして、
遠距離恋愛をしていなければ、こんな結末は期待できなかったと思います。そもそも、すぐに会える距離に彼がいたら、1ヶ月も連絡を取らないこともできませんでした。
彼が、私の家にまで会いに来てしまっていたと思うからです。
でした。
「結婚がしたい」と強く伝えることができたのも、遠距離恋愛だったからだと思います。遠距離でなければ、ズルズルとした関係が続いていたように思います。そういう意味では、勇気を与えてくれた
しています。
ゴールの見えない状態での遠距離恋愛ほど、辛いものはありませんよね。そして、お互いのためにもならないのではないでしょうか。
遠距離恋愛は、2人の関係を良い方向に進ませる「良いキッカケ」になることも多いと思います。私が強く感じたのは、彼を「好き」という気持ちから、
ことです。
「好き」と「愛する」の違いを表す言葉として、次のようなことを言いますよね。
好きという感情は、自分が愛情をもらおうとする行為。でも、「愛してる」は違います。
彼のことを想って、彼が楽しい人生を歩めるように見えないところで助けてあげたり、「美味しい」と言われなくてもいいから、体のことを考えて塩分控えめの食事を作ってあげたりするようなことなのでしょう。
遠距離恋愛は、彼は「大切な存在なんだ」と再確認できるキッカケになりました。そして、距離が離れている分、彼が本当に求めていることは何かを考えることができました。
残念ながら、2人の関係は長く続きませんでした。彼が東京に戻ってきてから1年後のことです。「子供」に対する考え方の違いが大きすぎた結果、胸が引きちぎられるような思いになりながら、彼に『別れ』を告げることになりました。
ですが、
今でも、心の底からそう思っています。
「浮気をしてしまったり…」
「遊んでしまったり…」
「連絡不精になってしまったり…」
「結婚の意思がなかったり…」
それは果たして、
それを改めて考えてみましょう。
いつでも会える距離にいるからといって、2人が良い関係を続けられるとは限らないですよね。
遠距離恋愛になったせいで、別れてしまった2人は、
だけのこと。
いつでも会える距離にいることで、はっきりと決断できない関係が続くよりは、お互いにとって良いことだったのかもしれませんよ。
遠距離恋愛は、
でもあります。あまり悩みすぎずに、遠距離恋愛を前向きにとらえてみてもいい。
わたしはそう思いますよ。
『 人生にパラダイムシフトを 』
罪悪感を洗い流すカウンセラー
岩田 昌樹でした。
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