ことり電話
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こんにちは。カウンセリング実績4,400件以上の夫婦関係修復カウンセラーの岩田昌樹です。
今回は、夫婦喧嘩もほとんどなくて、仲の良い夫婦だと思っていた。なのに突然、パートナーから離婚したいと言われたときに、どのようにして離婚危機を乗り超えていけばいいのかを考えてみたいと思います。
※ご説明がわかりやすくなるように、今回は「ご主人から離婚したいと言われた」場合のイメージでご説明させていただきます。「奥様から離婚したいと言われた」場合は、夫を妻に置き換えてお読みいただければ幸いです。
なのに…突然、夫から話があると言われて、
そして最後に言われたのが、
だった。喉の奥につかえていた思いを絞り出すかのように、訥々と。ただ、思いをカタチにするたびに、言葉に勢いが増していくようにも感じられた。
突然、豹変してしまったかのように見えるご主人は、ふだんは
場合が多いんですよね。むしろ、妻である私のことを優先してくれることが多かった。だからこそ、夫婦喧嘩はあまりなかったし、仲がいいと感じていたんです。
「青天の霹靂」。つい先日まで、仲良く笑い合えていた2人。だからこそ、ギャップがありすぎて、理解が追いつかない。心の準備も整わないまま、いきなり「離婚したい」と言われたら、面食らってしまうものですよね。
当然、「なぜ、いきなり離婚なの?」と夫に聞きますよね。簡単に「はい。わかりました。」と言えるわけがないですからね。でも、その理由が
ことが多いんです。どこか、とってつけたような雰囲気。「それだけの理由で?!」と感じてしまう。だから、そんなつもりはなかったけれど、さらに問い詰めてしまうんです。
ただ、聞けば聞くほど、問い詰めれば問い詰めるほど、ご主人の
ようにさえ感じるんです。最初は、「もう難しいかも…」というような雰囲気だったのが、いつしか
と、まるで自分に言い聞かせるかのように、語尾が力強くなっていく。
んです。モヤモヤだけが、何層にも積み重なっていく。いくら話しあっても、笑顔を振りまいても、時間薬を使っても、モヤは晴れていかない。
聞けば聞くほど、焦点が合うどころか、煙に巻きながら、さらに遠のいていく感じ。いつしか、
そんな寂しい関係になってしまっていることがあるんですよね。
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仲が良かったはずなのに、突然「離婚したい!」と言ってきたご主人の心理状況を紐解く鍵。それは「ケンカが少なすぎる」がポイントであることが多いんです。
んです。「平和主義」と言ってもいいかもしれませんね。
「自分の意見」<「人の意見」であることが多いんです。衝突を避けるために、人の気持ちを最優先にしすぎてしまう。自分の考え・気持ちを後回しにしすぎてしまう人なんですよね。
それはまるで、
かのようなんです。本当は魅力的で才能もある人なのに、自己評価を低くしすぎているので、自分を優先にすることが申し訳ないと思ってしまいやすいんです。
自分のことをダメだと思いすぎているので、自分を見たくなくなるんですよね。誰でも、ダメだと思っているところは見たくないものです。でも、自分の気持ちを
んですよね。しっかりと「ある」。見ないようにしているだけで、ちゃんと「ある」んです。
最初のうちはいいんですよ。見えない場所に置いておけば、平和が保てるわけですから。でも、「ある」が溜まってくると、見えない場所が「ある」でいっぱいになって、見える場所にまで「ある」があふれ出てきてしまうんです。
視界に入ってくるんです。見たくないのに、見えてしまう。
心を安定させるために、見ないようにしていたのに、見えてしまうんです。すると、心が刺激されて、火がついてしまうんです。平和主義なのに、意に反して
んです。今まで抑えられてきた自分の感情が、不安定になるんです。安定することが自分の信条だったのに、不安定になってしまう。
そのことに、またイライラしてしまう。そうして、炎はどんどんと燃え広がっていくわけです。表情はニコやかでも、心の中では消防車のサイレンが鳴りっぱなしになってしまうんです。
んです。デッドラインが必ずあるんです。本人は無意識かもしれませんが、ご主人の中ではちゃんとプロセスはあるんですよ。でも、外から見ると、晴天の霹靂なんです。晴れ渡る空に、いきなり轟音とともに雷が鳴り響いてしまうんです。
超平和主義の人は、
だから、途中経過が見えにくいんです。そして、いきなり見せてくる一撃は大地を揺れ動かすほどの猛烈な一撃になりやすいんですよね。
夫が突然離婚をしたいと言うのには、もちろん理由があるはずですよね。だから、理由を聞いてみる。でも、
それは、もしかしたら、夫自身もよくわかっていないようにさえ感じてしまうほどなんです。あいまいな答えが多いからです。実は、ココがポイントなんですよね。
あいまいな理由になるワケ。それは、離婚したいと思ったのは、「理由がある」からではなく、
です。「理由」は人に説明できますが、「反応」は説明がとても難しいんです。自分でも、なぜ反応してしまっているのか、説明ができないですし、感覚はそもそも、カタチにしづらいものだからです。
別の角度から見てみると、夫から見ると
と思っている。すこし強引ですが、その違いとも言えます。
つまり「理由」を解消しようとするのではなく、まずは
だと私は思うんです。どうしても、夫が伝えてくる「理由」(=つまり、私への批判)に、右往左往してしまいやすいんですよね。
でも、その「理由」に囚われすぎてしまうと、なんとか今を切り抜けることができたとしても、修復のポイントがズレているので、またすぐにぶり返してしまいやすいんです。あるいは、意図せず、離婚を猛烈に後押ししてしまうことになりかねないんですよね。
「反応させない」ためには、ご主人が離婚したいと伝えてくるようになった「流れ」を理解することが大事だと私は思います。
私が考えるご主人の心の流れのポイントは、6つあります。それは
です。この6つのポイントを意識しながら、ご主人を見てあげることです。
1つ目の心理は、「話し合いができない」ことです。
冒頭にも書きましたが、優しすぎる平和主義の裏側には、相手を優先しすぎる気持ちがあるんですよね。とにかく争いを避けることを最優先にした場合には、それが一番効果的ですよね。そしてそれは、
へと変化していくんです。それはそうですよね。
相手を最優先にすることは、相手の意見をまるごと受け入れる姿勢に近いですから、相手に妥協してもらうことに、申し訳なさを感じてくるようになるんです。
話し合いとは、お互いにとって良い着地点を探すことですよね。譲り合いでもあります。ですので、話し合いがとても苦手になってしまうんですよね。
自分のことであれば簡単に、すべてを譲ることができる。ですが、相手に譲ってもらうと、なんだかモゾモゾした気分になる。だから、
んです。
2つ目の心理は、「自分だけで答えを出そうとする」ことです。
話し合いができないと、結論の出し方は、2つだけになりやすいんですよね。
そのどちらか両極端に振れやすいんです。もちろん普段は、相手の意見をそのまま全面的に受け入れようと努力をします。
ですが、ご主人の心の中で、消防車のサイレンが鳴り響くような緊急事態になると、急変してしまうんです。自分だけで答えを出すしか選択肢がなくなってしまうんです。
今まで抑えこんで、必死で見ないようにしてきた私の気持ちを、溜め込みすぎた結果、ココロが炎に包まるわけです。そんな状況だと、相手の意見を
んです。しかも、話し合いもできないわけです。それは、相手に自分の気持ちを伝えられないということですよね。
残された選択肢は1つだけなんです。自分だけで答えを出す。あくまで、消去法なんです。そうしたいわけではなくて、そうするしかなくなってくるんです。
なものだと言われています。思考とはそういうものです。誰かとコミュニケーションを取ることで、人はポジティブさも手に入れていきます。
そんな人間が、自分だけで答えを出そうとするとどうなるでしょうか。超ネガティブすぎる結論になりやすいんです。自分から、
んです。つまり、「離婚しなければ」といきなり飛躍した話になりやすいんですよね。
3つ目の心理は、「結論ありき」です。
本来は、話し合いは「平和」を保つ大切な手段ですよね。もちろんご主人も、頭ではそれは理解していると思います。相手から「話し合いは大切だよね」と言われると、「確かにそうだよね」と答えるはずなんです。
ですが、いくら頭では理解していたとしても、話し合うことで平和になった
んです。なぜか体が動かないんですよね。
もっと言うと、相手の意見をそのまま全面的に受け入れることでしか、平和を作れた経験がないんです。だから、平和主義というよりも、「超」平和主義なんです。
ということが多いんですよね。大切なポイントは、「〇〇しか選べなかった」です。自分の意思で選んでいるわけではなく、そうするしかなかったんです。
自分の意思で選んでいれば、選ぶ過程がありますよね。「比較検討して、こういう理由で○○を選ぼう」と思うわけです。プロセスが先で、結論は後なんです。でも、そうするしかなかった場合は、
んです。「それしか選べない」という結論が先に出ているので、それに合わせて、プロセスを作っていくんです。
結論が先で、プロセスは後。繰り返しになりますが、「離婚したい」ではなくて、「離婚するしかない」「離婚しなければ」になるんです。選んだわけではなく、そうするしかなかったんです。
川の水は、意思を持って流れているわけではないですよね。高い所から低い所に流れているだけ。そして、いつしか海まで流れ着いたり、雲になったりする。最終的にどこに行きついたかという結論は、「いつのまにか」でしかないんです。
4つ目の心理は「聞けば聞くほど、頑なになっていく」ことです。
そんな「結論ありき」のご主人に、「なぜなの?」と聞き続けると、どうなるでしょうか?理由があるわけではなく、ただ
だとすると、どう答えればいいのか混乱してしまいますよね。
ただ、相手に伝えるときには、やはり理由は必要ですよね。ご主人も頭ではそれを理解している。ですので、真面目で優しいご主人であればあるほど、理由を一生懸命に作ろうと頑張ってくれるんです。だから、ムリヤリ作るわけです。
んです。そんな後付け感が、離婚を言われた奥様からすると、違和感につながるんですよね。
違和感があると、また「なぜなの?」と聞きますよね。すると人は、どんな思考になりやすいでしょうか。
そんな結論に対して、なぜ?と聞かれると、出した結論を必死に守ろうとするものなんです。
自分で選んだことに対しては、責任を持つことができますが、自分で選んでないことに対しては、責任を持てないからです。
んです。すると、まるで自分に言い聞かせるかのように、離婚の意思を固めていこうとしやすいんです。
もうすこし付け加えると、「離婚しなければ」と頭・思考で意思を固めていこうとする一方で、本心は「離婚したくない」んです。その真逆の意見がせめぎ合うんです。
すると、「離婚したい」と強く言う。でも、なぜか「離婚届を持ってきたり」「弁護士を立てたり」「別居する」というような離婚に向けた実際の行動は起こさない。そんな
んですよね。
5つ目の心理は「存在を認めてほしい」と思っていることです。
なぜ、パートナーは「良い人」なのでしょうか?なぜ、みんなのことを優先してしまうのでしょうか?
それは、みんなに尽くすことで、自分の存在価値を認めてほしいと思っているからであることが多いんです。与えたり、尽くしたりと、相手に
と思いすぎているということなんです。
何かを相手に与えなければ、「いてもいいよ!」と言ってもらえないかもしれないという不安・怖れを、いつも抱いているからではないでしょうか。
ですが、心の奥底の本心では、「尽したから」「経済力で貢献したから」「味方になってくれるから」「子供の親だから」などの、何かの
と言ってもらいたいんですよね。
本当は「ただ、あなたがいるだけで幸せです」そう言ってほしいんです。
本人は無意識かもしれませんが、「離婚したい」という訴えは、「私はいてもいいですか?」という心の底からの
なのかもしれませんね。
6つ目の心理は「背負いすぎている」ことです。
「相手の意見をまるごと受け入れる姿勢」とは、みんなの意見を背負い込みすぎてしまうということですよね。夫婦関係でも、仕事でも、職場の人間関係でも、友だち関係・親子関係でも。ぜんぶ背負い込みやすいんです。
すると、誰だってキャパオーバーになりますよね。いっぱいいっぱいになると、すべてを放り出したくなる。
ゼロからやり直したくなる。
それは、荷物の下ろし方がわからないからです。下ろし方がわからないと、リセットボタンを押すしか方法がなくなってしまうんです。
そんなリセットボタンが「離婚」「別居」になりやすいんですよね。
キャパオーバーになっているご主人に対してできること。「仕事」「職場の人間関係」や「親子・友だち関係」に対しては、奥様にできることは限られてきますよね。ですので、せめて夫婦関係だけは、すこしだけ
ことかもしれません。すぐに動かずに、様子を見てあげる。もちろん、完全にホッて置いてしまうと「存在価値を認めてくれない」と思われてしまう怖れががあるので、逆効果になりやすいんです。
バランスがとても難しいですが、あまり負担をかけすぎない程度に求めてあげるというイメージなのかもしれません。動けば動くほど、背負い込んでしまいやすいのが、パートナーなのかもしれませんからね。
もちろん、それぞれの夫婦関係において、ケースバイケースではあります。ですので、そっとしておくことがすべての正解とは言えませんが、離婚したいと言われたからこそ、
で様子を見てあげる。そして、パートナーの心理プロセスをイメージしながら、できるだけ接してあげる。
ご主人は、いろんなことを背負いすぎているのかもしれないなと感じた時は、勇気がいるかもしれませんが、それがひとつの答えなのかもしれませんよ。
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人間関係全般を得意分野としています。
「ことり電話」は、夫婦でつくったカウンセリングルームです。
1、『夫』と『妻』
2、『男性目線』と『女性目線』
3、『カウンセラー』と『相談者』
わたしたち夫婦は、立場や考え方・価値観が違う2つの目線で、お互いに話し合ってきました。
わたしたち2人の夫婦仲も、もちろん順風満帆だったわけではありません。
長い長い紆余曲折・離婚の危機を、夫婦2人で乗り越えてきたからこそ、カウンセラーとしての深みも出てきたと感じています。
心理学などの理論も、もちろん大事です。それ以上に、夫婦で営むカウンセリングルームだからこそ、伝えられるパートナーシップの実体験が、話に深みをもたらすのではと、わたしたちは考えています。
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総合評価: 4.83
私は別れたくないのに、パートナーから離婚したいと言われてしまうと、冷静さを失ってしまうものですよね。でも、
そんな風に焦れば焦るほど、離婚を切り出したパートナーは、離婚に固執してしまうものです。頑なになっていくものです。
もしかしたら、離婚について何度話しあっても強く迫られてしまい、「もう離婚を受け入れるべきなのかも…」とあきらめかけていませんか?
今、あなたに必要なのは、
なのかもしれませんよ。夫婦関係を修復することに頑張りすぎてしまったあなたの心を、カウンセリングで癒す、やさしさあふれるお悩み相談室です。
悩み相談いただく内容で、数多く寄せられるのは「夫婦関係」の悩みです。それだけ、お互いの「正しさ」のぶつかりあいを解消することができず、悩んでいる方が多いということでしょう。
そんな皆さまの要望に、とことん寄り添わせていただきます。お気軽にご相談くださいね。
回答カウンセラー 岩田昌樹
回答カウンセラー 岩田昌樹
回答カウンセラー 岩田昌樹
回答カウンセラー 岩田昌樹
回答カウンセラー 岩田昌樹
「離婚回避する方法」
「別居・離婚したくない」
「夫婦関係 修復する方法」など…。
ネットで検索をして、夫婦関係の修復方法を調べてみる。でも…
『私たち夫婦には、当てはまらないかも…』
『別居を受け入れるしかないのかな…』
『私だけが悪いのだろうか…』
そう感じてしまうことはありませんか?
夫婦関係をよくしたいと思って調べたけれど、
辛辣すぎる意見ばかり…。
もう離婚しかないのかな…。
と、さらに憂鬱な気持ちになってしまうこともありますよね。
もうこれ以上、友だちや親には、夫婦の悩みを聞いてもらうことはできない…。
そんな時は「悩みを聴いて、解決の糸口を見出す」カウンセラーに悩みを打ち明けてみませんか?
修復できない夫婦の悩みを、気兼ねなく思う存分相談できますよ。
” 明日への希望 ”につながるご提案をさせていただきます。
ゆっくりと話を聴いてもらい、すべての気持ちを吐き出すことで、3つの効果が生まれると言われています。
カウンセラーは「じっくりと話しを聴いて、解決の糸口を見出す専門家」です。
3つの効果を最大限引き出していきながら、
『明日から、こう行動しよう!』
『明日から、こう考えよう!』
『明日から、これを目指そう!』
そんな明日への希望を、持ち帰っていただきたいと、私たちは思っています。