普段は優しくて、愛情表現もたくさんしてくれる旦那。でも、私が精神的に辛くなって「いざ、頼りたい!」と思ったときに、なぜか旦那から
頼りたいときに限って、頼りにならない旦那へと、豹変してしまう。
さっきまでは、近くにいてくれたのに…。私の雰囲気に、急に怖れをなしたかのように、遠ざかり、まるで
かのよう。でも、それだけならまだいいのかもしれません。
私が何かをしようとすると、急に雄叫びをあげるかのように、旦那は逆ギレして攻撃してくる。そんなことが続くと、もう旦那を頼りたくないなという気持ちが出てきても不思議ではないですよね。
いつものあの優しい旦那はどこにいったのだろう。
という想いが、怒りとともにあふれでてくる。もしかしたら、そんな感情の裏側では、寂しくて、孤独で、悲しい私の感情が、刺激されているのかもしれませんね。
今回は、優しいけれど頼りにならない旦那の対処法を3つの視点から、心理カウンセラー・岩田昌樹がお届けしたいと思います。
です。ご参考になりましたら幸いです。
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こんにちは。
何度かご相談させて頂いている、さくらと申します。
いつもありがとうございます。
主人は私が調子の良いときは、愛してるとかよく言うのですが、私が精神的に具合が悪くなったり、調子が本当に悪い時は、固まってしまい、近寄らず、声もかけてくれません。私が何かいうと声を荒げてブチキレます。
もう何回もそんな感じが続き、
本当に頼りたい時には、頼れない、役に全く立たないなと感じてしまいます。
調子の良いときだけ愛してるとか言われても、私が余裕ないとキレる癖にと、
全然愛されてるとか思えません。
心底頼れないなと感じてしまい、もういいやと諦めて、具合が悪くても、全て自分で対処したほうがいいでしょうか?
【ご相談者様名:さくら様】
【さくら】さん。ご相談いただきありがとうございます。心理カウンセラーの岩田昌樹と申します。
【さくら】さんは、もしかしたら、すごく優しい方なのかもしれないと思いながら、ご相談文を読ませていただきました。
誰だって、そう思うものですよね。普段は愛情を注いでくれるのに、私が辛いときにはそれができなくなってしまうご主人は「頼りにならないな…」。そう思われるのも、自然な反応だと思います。
ここから先は【さくら】さんに直接お聞きしないとわかりませんので、あくまで一般論としての私の妄想となってしまいます。もしかしたら、詳しくお聞きすると状況は全く違うかもしれませんが、ご容赦ください。
「旦那は頼りにならないな…」と思われるだけではなく、
とまで感じていらっしゃることから想像すると、もしかしたら、こんな妄想も成り立つのかもしれません。ご主人が辛そうなときには、【さくら】さんはきっと
のではないでしょうか。当然のように、優しさ・愛情を与えることができる方であればこそ、逆に相手がしてくれないときに、「なぜ?」「私のことを愛していないの?」という強い感情に揺さぶられやすいと思うんですよね。
人は自分が当たり前にしている行動を、
ものですよね。だから、【さくら】さんはきっと愛情深くて、優しい方なのかもしれないと、私は想像してしまうんです。
つまり、【さくら】さんは、ご主人に感じている「頼りにならない」という思いとは逆の人=「頼りになる人」なのかもしれません。
もしそうだったとしたら、「私は優しいんだな。」「私は、相手の気持ちに寄り添うことができる人なんだな。」と、まずは
ところから始めてみてほしいんです。
まだまだ妄想が続きます。自分の優しさが受け入れられたら、今度は次のステップとして、「私は優しすぎる」と、もしかしたら
と想像してみましょう。
仮の話ですが、プレゼントをするのが好きで、ご主人のイベントがあるたびに、
としましょう。そして、ご主人は「嬉しい!ありがとう!」と、満面の笑みで受け取ってくれている。喜んでくれると、たくさんのプレゼントをあげた甲斐があるので、もっともっとあげたくなりますよね。
そんなときに、私の誕生日が訪れたとしますよね。当然、私もたくさんのプレゼントがほしいと思いますよね。パートナーにあげているのですから、私にもと思うのは当然です。
でも、ご主人が用意してくれたのは、
がっかりしてしまいますよね。「私のことを大切に想ってくれていないのかな?」と不安になってしまいますよね。
ご主人は、たくさんのプレゼントを用意するべきだとわかっているとは思うんですよね。でも、もしかしたら、
のかもしれません。奥様の期待に応えなければと思えば思うほど、
と不安が不安を呼び、結局買うことができなかった…ということもあるんですよね。萎縮してしまうんです。もちろん、これはプレゼントが「多すぎる」と、という前提ですが。
もし「与えすぎている」「優しすぎている」のであれば、すこし
と、ご主人はプレゼントをあげやすくなるのかもしれません。そして、【さくら】さんも、誕生日ケーキだけでも十分に満足できるようになるかもしれません。
あるいは、「私はこんなプレゼントが欲しいな!」とご主人に
と、ご主人は安心してプレゼントをあげられるのかもしれません。
もちろん、「優しすぎる」ことは、魅力ですし、才能です。魅力や才能をなくしてしまうのは、もったいないので、生かしていくべきだとは思いますが、1人だけに与えすぎていると、相手も大変になってしまうかもしれませんよね。ときには、
ことも大切だと思いますよ。
3つ目は、「見守る」ことです。
「優しすぎる」人は、得てして、
を築いてしまうことが多いんですよね。そして、それが夫婦のような近い関係性になると、さらに強力な磁力を帯びてしまいやすいんです。
「S極面」の心を表面に宿した奥様と「N極面」の心を表面に宿したご主人が、夫婦として強く強く磁石のように惹かれ合っている。そんなイメージです。表面的には、SとNという
一方で、パズルのピースのようにお互いに補い合い、強力な結びつきを生んでいるんですよね。表面的には、価値観が真逆に見えてしまいますが、実は、磁石のように強力に惹かれ合う関係性という意味では、
んですよね。つまり、同じ匂いを感じているわけです。不思議と、なぜかわからないけれど、私の気持ちをわかってくれるかもしれないという期待と安心感から、ぶつかり合いながらも、離れられない関係性になりやすいんです。
S極面の奥様とN極面のご主人が、普通に生活している分には、とても良い関係性で、お互いに幸せを感じていることが多いんです。ただ、ひとたび、奥様が背中を向けて、裏面のN極面をご主人に見せた瞬間に、N極とN極が反発し合い、バンッ!と極端に距離をあけようと
を取ってしまうようになるんです。
問題は、距離を近づけようとする磁力が強すぎることです。惹かれ合いすぎるんですよね。すると、お互いに
と、絶望という名の反発心(攻撃心)がムクムクと沸き上がってきてしまうんですよね。
2ステップ目と同じような結論になってしまうのですが、磁石のような関係性ではなく、同じ磁場を持ちながらも、
のような関係性を意識することです。付かず離れずという関係性です。近いけれど、一定の距離感を保ち続けることです。
月がいつも、地球に対して同じ面を見せ続けているように(月の裏面は地球からは見えません)、適度な距離を保ちながらも、常にパートナーを見守り続けている。そんな関係性です。
ですが、適度な距離感を保てていないのかもと、自分を責める必要はありません。時々「近づきすぎたな。」「遠くなりすぎたな。」と、
で、充分です。月のような存在感覚を、頭の中でイメージしていくだけでいいと私は思いますよ。
かなり妄想が入っていますし、一般論で強引に進めすぎてしまったようにも思いますが、すこしだけでも参考になりましたら幸いです。
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