ご予約はこちらから
夫婦の話し合いのコツ・カウンセラーがオススメする3つの方法 | ことり電話【お悩み電話相談室】匿名で今すぐ相談OK

夫婦の話し合いのコツ・カウンセラーがオススメする3つの方法

夫婦の話し合いのコツ・カウンセラーがオススメする3つの方法

岩田 昌樹

2023/03/20
2024/05/05

夫婦の話し合いを上手に進めるコツは?

こんにちは。カウンセリング実績4,000件以上の夫婦関係修復カウンセラー・岩田昌樹です。

夫婦関係のカウンセリングをさせていただいていると、

  • 「夫婦の話し合いを上手に進めるには、どうすればいいですか?」
  • 「話し合いのコツはありますか?」
  • 「冷静に話し合いをしようと思っても、いつのまにか夫婦喧嘩になってしまっているんです」

そういった夫婦の話し合いがうまくいかないというご相談をいただくことが多いんです。

いくら頭では「冷静」を心掛けていても、心と感情は「熱く」なってしまいますよね。真剣に向き合えば向き合うほど、夫婦の話し合いは「熱」が帯びてくるものです。

感情や人の心は、

コントロールしようと思えば思うほど、コントロールを失っていく。
それが人間の真理なのかもしれません。

ただ、夫婦の話し合いに熱が帯びるだけであれば、まだいいのかもしれません。話し合いに対して、お互いの

夫婦の向き合い方にギャップ
があると、膠着状態に陥りやすく、夫婦間の亀裂が深まってしまうことも多々あるんです。

つまり、

「話し合いがしたい妻(夫)」

「話し合いが苦手な夫(妻)」
が話し合いをするためには、夫婦それぞれの性格に合わせた話し合いのコツを押さえておく必要があると思います。

今回は、そんなときに私がよくオススメしている「夫婦の話し合いのコツ」をお届けしたいと思います。

心理カウンセラー・岩田昌樹

\動画でもご覧いただけます!/

夫婦の話し合いのコツ

【目次】夫婦の話し合いのコツ・カウンセラーがオススメする3つの方法

  1. 夫婦で話し合うとき、緊張感が漂っていませんか?
  2. 夫婦の話し合いのコツ➀「散歩しながら、話す」
  3. 夫婦の話し合いのコツ➁「カラオケルームで、話す」
  4. 夫婦の話し合いのコツ➂「感謝の手紙で、話す」
  5. 夫婦の話し合いのコツ【番外編】「行動で、話す」

夫婦で話し合うとき、緊張感が漂っていませんか?

夫婦で話し合うとき、緊張感が漂っていませんか?

夫婦が、部屋のテーブルに真向かいで座って、

さぁ!話し合いましょう!

そんな状況だと「何を言われるんだろう?」と、ちょっとドキドキしますよね。「責められるかも?」と、身構えてしまいそうです。緊張感が漂いますよね。

いたたまれなくなって、スマホを触ったり、視線をあらぬ方向に向けてみたり、おもむろに書類を読んでいるフリをしてみたり、見たくもないテレビをつけてみたり…。

そうやって、夫婦はお互いに、

心の扉を固く閉ざしてしまう

でしょう。ファイティングポーズで、お互いの様子を伺いながら、ガードを固めたり、ときには反射的に、思わず攻撃してしまいそうですよね。

夫婦の話し合いが、いつのまにか戦闘体勢に…

これでは、お互いの本音は聞けないどころか、自分自身を守るために、本心とは違う言葉を、相手にぶつけてしまうことだってあるでしょう。

「カ~ン!」ゴングが鳴り響き

闘いの火ぶたが切られてしまうかもしれません。

これでは、夫婦の話し合いをうまくいかせるコツどころか、同じ結果の繰り返しになりかねません。上手に話し合いを進めて、相手の本当の気持ちを知るためには、環境設定がとても大事なんですよね。

夫婦話し合いのコツとして優先すべきこと

夫婦の話し合いのコツとしてよく言われることは、共感、冷静さ、内容などの【話し方】が話題になることが多いですよね。たとえば、

  • 穏やかに伝える
  • 怒りがわいてきたら距離をとる
  • 相手の価値観も尊重する
  • 否定しない
  • 最後まで聞く
  • 意見を押し付けない

などでしょうか。もちろん、大事なことだと私も思います。

ただ私は、そもそも感情はコントロールすることは難しいと考えています。難しいことを求めても、結果うまくいかず、自己嫌悪や関係悪化・感情の不安定さなどを招いてしまいかねません。

であれば、まずは感情を落ち着かせられる環境設定を最優先に考えるべきではないでしょうか。ご夫婦の関係性に応じて、いくつかの方法・話し合いのコツともいえる環境設定をご提案させていただきますので、ご覧いただければと思います。

夫婦の話し合いのコツ➀
散歩しながら、話す」

夫婦の話し合いのコツ➀「散歩しながら、話す」

お互いが面と向かって話し合うスタイルは避けたほうがいいのは、上に述べたとおりです。そんなときは、夫婦の話し合いをスムーズに進めるコツとして、散歩に誘ってみてはいかがでしょうか。

散歩しながらであれば、

横並び

です。そして、体を動かしながらだと、心も体もリラックスしやすいですよね。身構えてしまう気持ちは、歩みを進めれば進めるほどに、和らいでいくのではないでしょうか。

歩いていると、風・温度・音・空の色・人の姿・緑など、さまざまな

五感情報が入ってくる

ので、気持ちを適度に分散させながら、夫婦の話し合いができます。雑談もはさみやすいので、「さぁ!今から話し合い!」といった風に、目の前にテーマを突きつけられている感が薄まるのではないでしょうか。

夫婦の話題に真正面から向き合うガチンコ勝負は、膠着状態を生みます。膠着状態を続けられるほど、人は強くはありません。打開するエネルギーがある人であればいいのですが、話し合いが苦手な人だと、ひょっとすると

逃げ出したくなる
かもしれません。

そんなとき、散歩しながらであれば、ちょっとした

適度な逃げ場がいつも用意されて

いる感覚になるので、安心して臨むことができますよね。

私のこれまでのカウンセリング経験の感覚では、お互いに強く話し合いを望む夫婦は、少数派に見えるんです。「話し合いを強く望む人」の相手・パートナーの多くは、

「話し合いが苦手な人」
なんです。夫婦お互いの感覚に、大きな違いがあるからこそ、話し合いがうまくいかないわけです。

そんな話し合いがしたい人が、話し合いをうまく進めるコツとしてご提案したいのは、逃げ場を用意してあげることなんですよね。そんな逃げ場を作りやすいのが、「散歩」なのではないでしょうか。

話し合いが「外」だと、感情が先走りにくい。

「外」で話し合っているということもポイントです。お互いの感情は、自然と穏やかになりやすい。やはり人の目がある以上、感情的になることを無意識に抑えるのが、人の心情ですよね。

狭い閉鎖的な部屋の中よりも開放的でオープンな「外」だと、責められている感覚も、新鮮な空気の流れと一緒に、上手に流すことができそうです。また、多少話している最中に感情的になってしまったとしても、

なかったことにしやすい
んですよね。すこし薄まるんです。話の「出し手」にも、「受け手」にも、双方にメリットがあると思いませんか。

そして、なんといっても

誘いやすい

ですよね。「話し合おうよ」よりも、「ちょっと散歩してみない?」の方が、やっぱり言いやすい。誘われたほうも、「いいよ!」と言いやすい。

これを機に、「ふたりで散歩」を習慣にしてみてもいいとさえ、私は思いますよ。

夫婦の話し合いのコツ➁
「カラオケルームで、話す」

夫婦の話し合いのコツ➁「カラオケルームで、話す」

散歩のように、逃げ場があると、夫婦がお互いに真剣な話し合いができないかもしれない…。そう思われる方もいますよね。あるいは、

あえて感情を爆発させたい

方もいるかもしれません。夫婦がお互いに、ずっと言いたいことを我慢して抑えてきた。感情に手助けをしてもらわないと、言いたいことが言えないかもしれない。

中途半端になってしまったら、夫婦の関係性がさらに悪化していきそう。そんな夫婦関係だってありますよね。

カラオケルームは、防音されているし、個室だし、誰の目も気にする必要がない。ご近所さんに迷惑がかかる心配もない。子どもに気を使う必要もないですよね。それでいて、

やっぱり「外」

なんです。どこか緊張感があるから、爆発しすぎることを抑えることもできる。なんだか「ちょうどいい」んですよね。

カラオケルームは「治外法権」

家の中での話し合いだと、日常生活の延長線上の感覚が抜けないので、どこか捨てきれない様々な感情がモクモクとわき上がってくる。

でも、カラオケルームって、なんというか「治外法権」的なイメージ。安心感は担保されているけれど、

日常生活ではない「異空間」。

夫婦の関係性に、冷静に、真剣に、向き合いやすい。

そして、カラオケルームの分厚い防音ドアを開けて、一歩外に出た瞬間に、頭のスイッチを切り換えることができるんですよね。

「話し合い」と「日常生活」をキッチリと分けられる感覚。

シッカリと言いたいことは伝え、上手な話し合いは終わらせて、それでいて、いつまでも引きずらない。家の中で話し合うと、

「終わり」が明確じゃない

ですよね。「ズルズル」「モヤモヤ」を、「スッキリ!」「シッカリ!」にしやすいと思いますよ。

夫婦の話し合いのコツ➂
感謝の手紙で、話す

夫婦の話し合いのコツ➂「感謝の手紙で、話す」

話すと言っても、顔を合わせなくても、話し合うことはできるんです。

しかも、それは相手との対話だけでなく、

自分との対話

もできることがポイント。

夫婦の話し合いのコツとして大切なことは、「相手を変えよう」ではなく、「 自分が変わることで、ふたりが変わっていく」という意識が大切です。

これまで「そういうものだ」と、誤解して見ていた世界の景色を変えていく。

「世界の景色は、
こんなに美しかったんだ!」

と気づくことが大事なんです。 以前、下記のようなツィートをしました。

ずっと
「ない」ものばかりに目を向けて
「ある」ものに感謝してこなかった
「ない」ものよりも「ある」もののほうが
ずいぶんと多いのに

幸せになったら、感謝しよう
そう思っていると
いつの間にか、幸せは逃げてしまう
幸せは待ってくれない

「ある」ものに感謝しよう
幸せは、呼び込むものだから

「当たり前」に、感謝しましょう。

「当たり前」は、「当たり前じゃない」ということに、気づく必要があるんです。

  • キレイなお水がすぐに飲める。
  • 暖かいシャワーが浴びれる。
  • 透き通るような青空が広がっている。

そんな「当たり前」に、感謝しましょう。その延長線上に「夫婦」がある。

  • イライラしてしまう事柄を、よ~く見てみると、パートナーの愛情が隠れていないでしょうか?
  • ふだんは意識していなかったけれど、パートナーがさりげなくがんばってくれていたことがありませんか?
  • 私ばかりが与えていると思っていたけれど、私が受け取っていなかったことはないでしょうか?

日常生活の中で、ちょっと気づいたことをメモする感覚でいいんです。メモを積み重ねて、見返しながら文章にしていければいいですよね。

「感謝」「想い」「気づき」は、頭に浮かんでも、流れていってしまうもの。ちゃんと、外に出してカタチに残しておくことで、定着していく。

いや、

「外に出して、カタチに残しておこう!」
と思うから、定着していくものですよね。

「当たり前」の幸せ・優しさ・温かさに、自分が気づかなければ、いくらパートナーと話し合っても、争いを生むことになってしまうかもしれません。

「感謝の手紙」「感謝状」「感謝メモ」どんなカタチでもいいんです。毎日つづけてみませんか?

夫婦の話し合いのコツ【番外編】
行動で、話す

夫婦の話し合いのコツ【番外編】「行動で、話す」

これまで夫婦の話し合いのコツとして、「話し合いが苦手な人」との話し合い方を考えてきました。

では、「話し合いが苦手な人」とは、どんなタイプの人なのでしょうか。それを知ることが、話し合いのコツを知るキッカケになるかもしれません。

私が、数多くのカウンセリングをさせていただいた中で感じるのは、

  • 言葉を信用していない人
  • 言葉に責任感を抱きすぎる人
  • 自分の意見がそれほどない人
大きくは、そんな3つの傾向がありそうだということです。つまり、
自己防衛力が強い人
なんです。幼少期が多いですが、心に傷を負ってしまい、もうこれ以上傷つかないようにするためには、仕方がないんですよね。

3つの傾向に共通すること。理由の詳細は長文になりそうなので割愛させていただきますが、それは、

相手の「行動」を見ている
ことなんですよね。それは、言葉の裏側にある意味を考えるのが上手な人・相手の本心を探るのが上手な人とも言えます。

人の気持ちを察することが上手であるということは、ある意味、察しすぎる人でもあります。察しすぎると、ときに「言葉の存在感」は、

軽くなり、しんどくなり、悩ますもの
になるんです。

つまり、言葉による「話し合い」も、軽くなり、しんどくなり、悩ますものになってしまう。その結果、夫婦の話し合いを避けてしまうようになるんです。

なので、話し合いが苦手な方に話し合いを求めても、なかなかうまくいかないことが多いんですよね。平行線どころか、伝える言葉が宙に浮いた感じになり、打っても響かない虚しさを抱えてしまうことも多いんです。

言葉は、いくらでも飾り付けができる。
行動は、ウソをつかない。
そう思っている方と夫婦で話し合いをするためには、下準備として、「行動で示す」ことを意識するといいと思いますよ。

心理カウンセラー・岩田昌樹

そんな悩みをお持ちの方は、お話を聞かせていただけませんか?
” 明日への希望 ”につながるご提案をさせていただきます。

岩田昌樹

同じジャンルの
ブログ・コラム