2019/07/19
2024/04/19
こんにちは。カウンセリング実績4,000件以上の仕事の人間関係心理カウンセラー・岩田昌樹です。
もう仕事を頑張れない…。
気持ちだけは焦っているけれど…。
なぜか気力が湧いてこない…。
そう頑張れない自分を責めながら、誰にも相談できず、ひとりで悩んでいないでしょうか。
本当に、仕事を頑張れていないのでしょうか?甘えているのでしょうか?仕事を「頑張れない」と感じている人は、実は、
今回は、仕事を頑張れない…自分は甘えているのかもしれないと悩んでいる方に向けて、心理カウンセラー・岩田昌樹がお届けしたいと思います。
お悩み相談室「ことり電話」に、お仕事の悩みをご相談いただく皆さまは、口々にこうおっしゃいます。
そうおっしゃる皆さまは、
方々ばかりです。ですが、本当に自分を責めるべきなのでしょうか?
まわりから、
「甘えてる!」
「責任感を持て!」
「投げ出すな!」
「頑張れ!」
と言われつづけ、自分を責めすぎていないでしょうか?周囲の期待に応えなければいけないと、ムリをしすぎていないでしょうか?
もしかしたら、「仕事を一生懸命に頑張って、みんなに貢献しなければ!」そう強く思いすぎていることが、「仕事を頑張れない…」「甘えているかも…」となった原因かもしれませんよ。
仕事を頑張れない・甘えかもと感じたときに役に立つ、8つの原因と対策をご紹介させていただきます。
まずは、仕事を頑張れないのは甘えだと感じてしまう原因を、考えてみたいと思います。
長文ブログになってしまいましたので、下記に【仕事を頑張れないのは甘えではない8つの理由】の目次を作りました。クリックすると項目に移動できますので、よろしければご活用ください。
8つの原因を、ひとつひとつ考えてみましょう。
頑張っても、頑張っても、評価されない…。
自分よりも、仕事を真面目にしていない・頑張っていない同僚の方が、なぜか「評価」されているように感じる。明らかに
もう、仕事を頑張る気力がわいてこない…。
そんな方は、もしかすると「全力を尽くして」、
一生懸命に頑張っているあなたは、とても素晴らしいと思います。
ただ『結果(評価)』を重視しすぎてしまうと、自分で自分の評価を下げてしまうことにつながりかねません。
頑張れば、「結果」は付いてくる。残念ながら、そう簡単にはいかないのが、難しいところ。
特に、仕事の「結果」は、自分ひとりの力だけでは、どうにもできないものですよね。
「他人の頑張り」に左右されてしまう「結果」を求めすぎてしまうと、イライラしてしまうだけなんです。
「結果」のとらえ方を変えていきましょう。【評価・数字】という「結果」は、たとえ期待以下だったとしても、
どちらの結果も欲しいものですが、【経験】という「結果」は軽視して、見逃してしまうことも多いのではないでしょうか。
自分が頑張った分だけ必ず残る【経験】という「結果」を、最優先に考えてみましょう。
みんなは、あなたの「結果」を見ている。そう思い込んでいないでしょうか?でも、本当にそうなのでしょうか?
【数字】という「結果」は、ひとりの力だけでは出せないことは、みんな理解しているのではないでしょうか?ですので、よくわからない「結果」よりも、
もし、2人ともが同じ「結果」が出たとしても、「過程」がよかった人(頑張った人)のことを評価するのが、人間の心理ではないでしょうか。
普段のあなたの頑張りでしか、「あなた」を評価できない。それを、みんなは見ていますよ。
仕事で評価されるために大切だと思うことを、実例とともに、さらに詳しくまとめてみました。
↓よろしければ、こちらの記事もご覧くださいね。
「今の仕事では、自分の得意分野や長所を生かすことができない…」
そう思われている方も多いのではないでしょうか。もしそうだとしたら、周りに流されてしまう人も多い中で、自分の得意分野をしっかりと把握されていること自体、とても素晴らしいことだと思います。
たしかに、その長所を生かす仕事をした方が、「自分」にとっても、「会社」にとっても、「お客様」にとっても、三方に良いですよね。
転職なども視野に入れるべきかもしれませんが、その前に下記のことも一度考えてみてはいかがでしょうか?
もし、「こうあるべきだ」という強い思いがあるようでしたら、本当にそうだろうか?と考えてみてもいいかもしれませんよ。
学校の試験とは違い、成果を出す
むしろ、正解と思われる方法とは、違う方法を試すことが、みんなに評価される大きなキッカケになることも多いのではないでしょうか。
先入観にとらわれずに、やりたいことや得意分野を、自分のやり方で試してみると、新しい価値が生まれるかもしれませんよ。
他の人がやっていないからこそ、あなただけの大きな武器になる。得意分野と違う仕事だからこそ、生かせることもあるかもしれませんよ。ふと、そんな思いが、頭をよぎることはないでしょうか。
「お客様」のため…
「会社」のため…
「家族」のため…
ですが、人から見た「自分の存在価値」を意識しすぎると、
仕事は、自分の人生を有意義に過ごすための1つの手段でしかありません。「どういう人生を歩みたいか」に仕事を合わせていくべきではないでしょうか。
自分の存在価値は、他人が決めるものではないですよね。
ルーティンが続く仕事は、体はラクですが、精神的には辛いですよね。そんな環境に合わせて辛さを感じないようにすると、頑張る意欲がどんどんと失われていくものです。
そんなときは、モチベーションを保つためにも、
だと私は考えています。
短時間で成果を実感できることが、毎日のモチベーション維持には、とても効果的です。
すぐに成果を実感できるという意味では、「ゲーム」をしている感覚に近いのではないでしょうか。「ゲーム」にはまる1つの理由は、小さな達成感が続くからですよね。
大切なのは、成果を欲張りすぎないこと。「小さい」「1つ」「毎日違う」ことが、大事ですからね。
そんな悩みで、次第に仕事を頑張る気力が失われていないでしょうか?
そんなときには、前の項目と少し似ていますが、
大きなプレッシャーや目標は、考えただけで怖くなってしまい、ストレスに負けてしまいそうですよね。
大きな成果や目標は、毎日の小さな目標の積み重ねの先にしかないですよね。
一気に成果が出るような美味しい話は、世の中にそうそう転がっていないものです。
最初に、大きな目標までの工程表をつくり、短期間の目標を定める。つくったあとは、先の大きな目標のことは考えすぎず、
自分だけが頑張っているような気がする職場は、本当に辛いですよね。
意欲を持って仕事をしていても、みんなの雰囲気に足を引っ張られていくような気がして…
一方で、モチベーションの高い職場で働けることは、良い刺激になって、自分の成長につながりますよね。でも、仕事ができる人が多すぎて、“評価されにくい”という難点もありますよね。
モチベーションの低い職場で、高い意欲を維持できれば、同僚との差は付けやすい。
1番に評価される場所というのは、他には代えがたいやりがいと喜びがあるのも事実だと思います。
とらえ方によっては、モチベーションの低い職場も「悪くはない」という気もしてこないでしょうか?
他人に影響されずに、自分を大事にすることは、人生を豊かに生きていくためにはとても大事なことですよね。その価値観を鍛える練習だと思って、今の職場を利用してみるのも1つの手かもしれませんね。
モチベーションを維持していくためには、明確な目標はとても大切だと思います。目標があると、人は燃えてくるものですよね。
ただ一方で、数字で測れる明確な目標を求める傾向にある人は、
そんな明確さが、人生の指針となっているのでしょう。
ですが…幸せな人生を送る人は、「白黒ハッキリつけず、グレーな部分を許容できる人」と言いますよね。
許容できる範囲が狭いと、イライラしやすくなるからでしょうね。他人に対しても、自分に対しても、厳しい見方をしてしまいがちですからね。
もちろん、目標は大事です。ですが、
今の自分に満足せずに、もっと成長したい!強い意欲を持つあなたは、素晴らしいと思います。
私も若いころ、同じように感じていた時期がありました。周りの人よりも、仕事を多く任せてもらっていたのに、物足りなさを感じて「もっと!もっと!」と常に求めていました。
「普通の仕事量だと、なんだか
ひとつひとつの仕事を、疎かにしていたわけではないんです。スケジュールがみっちり埋まっていないと、仕事をしている気がしない…。
スキマ時間ができると、頑張れていないのではないか…何かに追われるかように、がむしゃらに仕事をしていました。
よく考えれば、ひとつひとつのことをもっと突き詰めて、奥の深さを知ることもできたはずです。
奥の深さよりも、幅広い仕事量を求めたのはなぜか?「これだけの量の仕事をしている」と、みんなに認めてもらいたかっただけでした。
私の場合は、「自分の成長のため」と言いながら、その裏面には、「認められたい」と書いてありました。「自分のため」ではなく、「みんなのため」でした。
どんな仕事にも、奥の深さがある。穴を深く掘り続けることは大変で、根気のいる作業です。そこから逃げていると、本当の成長はない。そのことに気づくまで、かなりの時間がかかってしまいました。
時々立ち止まって、
もし、そんな気分がずっと続いているようでしたら、専門医への受診を考えてみてもいいかもしれませんよ。
悩まない人生なんて、ないですよね。みんな、何かしら悩んでいるものです。ただ、悩み方には、コツがあるように思います。
「少しずつ」「長く」「いつまでも」悩んでいると、深い悩みの連鎖から抜け出せなくなってしまいます。
決めた時間が過ぎたら、運動したりして他のことに集中する。悩み時間を決めて、頭を切り換えることが、
頑張っても、頑張っても、物足りない。いつまで経っても達成感がない…。
そう思っている方は、多いですよね。
「評価されたい」から、結果にこだわりつづける。自分を犠牲にして、みんなのために尽くしている。
でも、その行きつく先には、” 自己否定 ”が待ち受けているのではないしょうか?
自分でそう思い続ける。その思いを噛みしめながら生活できると、すこしずつ自分を認めてあげることができるのではないでしょうか。
「良いことをしている」と感じながら行動することは、
「自己肯定感」
「幸福感」
「達成感」
を高めることに、つながっていくはずですよ。
「自分のことが、嫌い…」
だけど…みんなには、
それは、なかなか難しいですよね。
まずは、自分が
「自分のことを好きでいられる行動だけをする」ことが、大事ではないでしょうか。
「もっと!」「もっと!」と感じる人生は、追われ続ける人生になってしまいますよね。
そして、張り詰めていた『糸』がプチンッと切れてしまったとき、一気に「意欲」と「感情」と「生きる意味」を見い出せなくなってしまう…。
それで、いいんですよ。あなたは、もう十分に頑張りすぎていますよ。その姿を、みんな見てくれていますよ。
だから、自分を、ホメてあげてくださいね。
良いところが、たくさん、たくさん、あるのだから。