2024/04/10
2024/04/20
こんにちは。カウンセリング実績4,000件以上の親子関係修復カウンセラーの岩田昌樹です。
世間でウワサされていた「毒親との付き合い方」「過干渉な親対策」「過保護な親の対処法」などの言葉たち。そういう世界もあるんだな…と、どこか他人事として距離を置きながら、別世界の映画を鑑賞するかのような感覚で、私は捉えてしまっていた。
それが、ある時、ある人に言われて初めて知った…。まさか自分の親が、
だったなんて…。
親が「こうしなさい」と私の人生にレールを敷いてくれるのは、親の愛情だと信じていた。親が怒ったり、悲しんだり、不安になったりするのは、しつけの一貫でもあり、私ができなくて親を困らせるのは、私が悪い・ダメだからだと思っていた。
つまり、私の親の言動は、至極
のことだと、疑うことさえしていなかった。どの家庭でも、そういう感じなんだろうと。それが違った…。
友だちや同僚・彼氏彼女・知り合いと話しているうちに、「うちの親は、何かが違うのかもしれない…」という違和感が脳裏によぎるようになってきた。
私の家庭の常識を話していると、
「親に干渉され過ぎじゃない…」
「過保護かもよ…」
「毒親みたいだね…」
「付き合い方を変えた方が…」
相手が、そんな微妙な反応を示すことが多かったから。
確かに「何かをしたいな…」と考えたときに、いつも脳裏に浮かんでくるのは
だった。
すこし遊びに行くにしても、勉強をしているときも、友だちと話していても、彼氏彼女を作るときも、その視線の先には親がいて、私を見つめて監視しているような、そんな感覚があった。
誰かに言われたひと言が忘れられなくて、あらためて今までの親の言動を思い返してみる。確かに「毒親」「過干渉」「過保護」なのかもしれない…。
見えていた世界が、反転していく。目の前に置かれたトランプのカードを、恐る恐る一枚一枚、裏返していく。
そうして他人事が、自分事に変わった瞬間に、
などが、ゾワゾワゾワとむず痒いような感覚とともに、湧き上がってきた。「自由を手に入れたい!」そんな当然の欲求に包まれていく。「イヤだ!これからはわたしの世界を作っていこう!」そう決意した瞬間に、脳裏に浮かんだのは、
だった。前に、一歩先へ、上半身は前かがみになっているけれど、下半身が動かない…。まるで罪人かのように、私の足首には重い鎖がつながれている。後ろから引っ張られていて、前に進もうと思っても、思うように足が上がらない。
が、あがいてもあがいても、ほどけないんですよね。自分ひとりではどうすることもできない。かといって、友だちも同僚も彼氏・彼女は、この状況を理解することさえしてもらえないと思う。
だって「離れればいいんじゃない?」と、簡単に言われそうだから。
だから、「過干渉な毒親」「毒親の対処法」「過保護な毒親対策」「毒親との付き合い方」そんなキーワードで、必死にネット検索するしかないんですよね。
その結果、たどり着いたのがこのページなのかもしれません。
そんな方に向けて、過干渉な毒親の対処法・対策・付き合い方を5つのステップでご紹介してみたいと思います。
\動画でもご覧いただけます!/
「過干渉な毒親の対処法・対策・付き合い方」を、5つのステップ(プラス1)でご紹介してみたいと思いますが、こちらのブログはシリーズの2ブログ目となります。
ステップ1・2につきましては、下記ブログでご覧いただければと思います。
心の余裕がすこしできるようになったら、その空いたスペースに、次の言葉を囁きかけてみてほしいんです。
過干渉な母親(父親)に対して、怒りや絶望感を覚えていたとしても、親はやっぱり親なんです。親を完全に拒否することは、なかなかできないものです。
過干渉な親から離れることに、心のどこかで罪悪感を抱いてしまうんですよね。親が悲しんでいる顔を想像してしまうからです。
子どもにとって、親は唯一無二の存在です。だから、理不尽なことをされたとしても、「親」ではなく「自分」を責めてしまうんですよね。
そう考えて、わたしを「罰して」「耐えて」「犠牲に」ならないと、母親(父親)は喜んでくれない・幸せにならないと思ってしまうんです。
健気ですよね。でも…大人になった「わたし」から見たら、それは、おかしな話ですよね?
自分の身を犠牲にすると、知らず知らずのうちに「見返りを求めてしまう」ものです。つまり、自分の身を犠牲にした先に待っているのは、お互いに
いつまでも、 お互いにコントロールし合う関係が続いてしまうと思いますよ。
「罪悪感」を抱いてしまうのは、お母さんやお父さんのことが大好きで、とても愛しているからですよね。関係が薄い人に対して「罪悪感」を抱くことができる人は、ほとんどいないと思いますよ。だから、あなたは
なんです。「罪悪感を抱いてしまったな~」と思ったら、
とニヤニヤしておくのが正解なんですよ。そうやって、罪悪感を抱いていることを、まず認める。そして、わたしをホメる方向に変換させていきましょう!
だと思いましょう。「自分を優先する」って、そういうことですから。
子ども時代は、家族みんなで同じ家に住んでいましたよね。大人になったら、どうでしょうか。ひとり暮らしや結婚して家を出ることが多いですよね。
そのとき、物理的な距離だけでなく、心理的な距離も、ひとり暮らしや結婚して家を出るぐらいの距離にする必要がありますよね。
心理的な距離を考える上で、今、あなたの心の中に、
もし、自分の家があったとしても、母親(父親)が玄関の鍵を勝手に開けて、土足で上がり込み、スナック菓子を片手にテレビを見たり、インテリアを勝手に変えてしまう。そんな事態に陥っていないでしょうか。
親に干渉されるって、そんなイメージですよね。
もうわたしの家なんですから。わたしの好きなようにインテリアを飾りたいし、誰の目も気にせず、お気に入りのパジャマでリラックスしたいですよね。
わたしの家に、母親(父親)が勝手に入り込んでこないようにしなきゃいけませんよね。 母親(父親)は、もう同居している家族じゃないんです。だから、お母さんは
ぐらいの存在だとイメージしてみましょう。
いくらなんでも、近所のおばちゃんが、勝手に家に入ってきたら…、怒りますよね。それぐらいの心の距離感を、母親(父親)に持ってみましょう。
もう子どもじゃないんです。独立した家を持つ「ひとりの大人」なんだと、心に刻み込みましょう。
ステップ4まで来たら、 母親(父親)との心の距離感を、ある程度「つくれた」のではないでしょうか?
でも、 母親(父親)は、強力な引力を持つブラックホールであることに、変わりがありません。あなたの罪悪感を巧みに刺激しながら、なかば強引に近づいてくることでしょう。
だから、 母親(父親)のブラックホールに負けないぐらい、強力な引力を持つ存在が必要なんです。それが、
のような存在です。
「地球」にあるのは、引力だけではありません。「明るい希望・未来」という惹きつける魅力があります。
あなたの大切なエネルギーを「わたしがなりたい将来像」へと向かうエネルギーに変換していかなければいけません。今目の前にある短期的な目標ではなく、
ことが大切です。
これからも、母親(父親)の干渉に苦しんだり、罪悪感に襲われたり、自己否定してしまうこともあるでしょう。
そんな風に、振り回されてしまったときに、「わたしがなりたい将来像」があると、軌道修正していくことができます。「地球」への道のりが間違っていないかを、何度も確認することができます。
わたし自身が「つくった」目標に、引き寄せられていく力を実感して、初めて、
と確信できるはずです。
「もらう」ことで、自分の人生を変えていくのではなく、わたしがなりたい将来像を「つくる」ことで、自分の人生を変えていくんです。
わたしの人生の操縦桿を、手にしましょう!あなたには、力強く人生を引っぱっていくエネルギーがあるはずですよ。
大気に守られた「安心」で「美しく」「明るい」未来に包まれた「地球」から見た世界は、どのように見えるでしょうか?
圧迫感があって、巨大に見えたブラックホールは、宇宙の彼方。もしかしたら、目でとらえることも難しくなっているかもしれません。
今は、小さく感じるブラックホールの表情は、すこし弱々しく、寂しく、悲しそうに見えるかもしれません。
ブラックホールは、太陽(恒星)の最後の姿と言われていますよね。
太陽のように、周りを明るく照らし、「輝き」と「希望」と「生命エネルギー」を与えてくれていた、
に想いを馳せる「余裕」が生まれているかもしれません。
お母さん(お父さん)も、かつては輝いていた。だけど、もしかしたら、 お祖母ちゃん(お祖父ちゃん)の過干渉が原因で、小さなブラックホールが大きくなってしまったのかも…。 お母さん(お父さん)も、過干渉な親から「過干渉」を引き継いでしまっただけなのかもしれないと…。
って、心の距離が近すぎると伝えづらいものです。
それは、あなただけではありません。お母さん(お父さん)だって同じですよね。
だから、適切な心の距離を取ってあげることは、
なんです。キレイなラッピングをほどこしたプレゼントの中身は、「優しさ」「思いやり」「ありがとう」。
お母さん、きっと、きっと、喜んでくれるはずですよ。