2019/07/23
2024/04/15
なぜか、そんな「ない」をたくさん持っている人は、みなさんの周りでも心当たりがあるのではないでしょうか。もしかすると、そんな方々は「話の聞き方のコツ」がつかめていないのかもしれません。
では、そんな人が聞き上手になるためには、どうすればいいのでしょうか。話の聞き方のコツや聞き上手になる方法はあるのでしょうか。人は誰しも、
誰もが持っているそんな欲求に、答え過ぎるのもよくはないですが、もうすこし寄り添うことができれば、
かもしれません。話の聞き方のコツをつかんで、聞き上手になれれば、相手は心の距離をググッと近づけてくれるはず。一緒にいて、心地いいと思ってもらえるはずですよ。
わたし「岩田昌樹」は、年間2,000人近くのご相談者のみなさまから、話をお聞きしている心理カウンセラーです。「話を聞くプロ」であるわたしが、もっとも大事にしていること。それは
聞き上手になるために大事なことは、テクニックよりも「気持ち」。にじみ出てくる「気持ち」は、相手の心を、大きく揺り動かすはずですよ。
聞き上手になるには、「質問」をすることが大事だと、よく言われますよね。
ですが、ただ「聞いて質問」をするだけでは、うまくいかないことも多いのではないでしょうか?質問するときの「気持ち」が大切なのだと私は思います。聞く言葉に、気持ちが乗り移るからです。
質問するときの気持ちとは、相手の表面的な『スペック』を質問するだけではなく、
「なぜ、それを選んだのか?」
という、その人の
ことが、もっと大事ではないでしょうか。学校の試験には出てこないような「答えがない質問」と言えるのかもしれませんね。
「履歴書」をつくるような質問ではなく、「わたしらしさ」に興味を持ってくれた聞き方・質問に変わった瞬間、
「価値観」や「考え方」が近い人との会話は、盛り上がりやすいですよね。
では、「価値観」や「考え方」が違う人との会話は、どうでしょうか。
私は、「価値観」や「考え方」が違うからこそ、ワクワクするべきだと思っています。それは、
「わたし」は「わたし」の人生しか歩めない。でも、「その人」は「その人」の人生を歩んでいる。その経験を語ってくれる。こんなにステキなことがあるでしょうか。わたしの知らない物語を、聞くことができるんですよ。
その人は、「わたしの世界の同居人」ではないんです。
その人は、「わたしの世界を、広げてくれる」人。
そう思うと、ワクワクしてきませんか?
聞き上手になるためには、その人を「否定しない」ことが大事ですよね。
ですが、わたしと「同じところ」をさがす感覚で話を聞いていると、
では、最初からわたしと「違うところ」をさがそうとワクワクしていると、どうでしょうか?すべてが
聞き上手になるための基本である「否定しない」こと。相手を否定しないためには、わたしと「違うところ」をさがして、ワクワクするという姿勢が、とても大事ではないでしょうか。
会話は 「感情のキャッチボール」とも言えますよね。
聞き上手になるためには、
会話も同じ。
1、120%のリアクションで
2、しっかりと、真正面から受けとめて
3、まずは、自分がワクワクする
ことが大事。特に「リアクション」は、自分が思っている以上に、人には伝わらないものです。
ようやく、「80%」ぐらい伝わってくれたかな?ぐらいの感覚でもいいのかもしれませんよ。
相手の生き方に興味を持って、聞き上手になるためには、
いつも「自分のこと」を考えている。いつも自分の過去や未来のことを憂いている。そんな習慣・生き方だと、「外(相手)」に目を向ける余裕がなくなってしまうものです。
では、「外」に興味を向ける習慣をつけるためには、どうすればいいのでしょうか?それは、街を歩いたり、電車に乗っているときなどに、
「自分の世界」に閉じこもっていたり、「自分・過去・未来との対話」が習慣になっていると、会話の端々に、つい
「聞き上手になるための方法・コツ」は、色々なところで紹介されていますよね。
どれも大切なことだと、私も思います。
でも、その人の生き方に興味を持ちながら聞いていれば、自然と出てくるコツ・方法なのではないでしょうか。テクニックを意識しすぎて、「ぎこちなく」なってしまったら、本末転倒ですよね。
「興味がある」という気持ちを全面に出すことを、まずは優先するべきだと私は思いますよ。
「聞き上手」な人は、その人が知っている事を
その人からすると、「聞いてもらった」だけではない。
そして、プレゼントを受けとったその人は、「お返し」をしたくなるはずです。
「次は、あなたの人生を聞かせてほしい」
そう思ってくれるはずです。だから、「わたしの話も聞いてほしい」と焦る必要なんてないんですよ。
必ず「お返し」があるはずですから。