2019/05/14
2022/01/21
「気がついたら、同じことで悩んでいる」「もやもやした感覚が晴れない」「悪循環の思考に陥っている気がする」そう感じることはありませんか?
私は考え込みすぎる方なので、堂々巡りに陥ることがよくあります。
そんな時に、強制的に行っていること。それは、アウトプットです。
一緒に生活していて、喧嘩をしないなんてこと、あり得ないですよね(笑)
私たち夫婦も、しょっちゅう喧嘩をします。
ついさっきまでは仲良く話していたのに、ふとしたことでムクムクと不満があふれ出してくる。冷静に考えると、いけないと思いつつも抑えらなくなってしまうことってありますよね。そんなときは、不満に思ったことを文章にして書き出すことが、私の中では心を落ち着かせる一番の方法です。落ち着かせるというよりは、少し恥ずかしい気持ちになるぐらいです。皆さんもよくされることもあるのではないでしょうか?
頭の中で考えていることは、一時の感情がまとわりついていますよね。文章にすると、感情がそぎ落とされる。そんな気が私はしています。
ドロドロとした液体から、水分という“感情”を抜いて、文章という固体にしてみると、「あれ?こんなにも小さくなってしまった・・・」そんなイメージです。
そもそも、普段の生活で起こる不満なんて、そんなに大したことではないですよね?
いかに、とらえどころのない頭の中で、感情という水分を補給しつづけながら不満を膨張させてしまっているのかを知って、いつも冷や汗が出てくる気分になるんです。
「実績の残せるコピーライターとは?」
昔読んだ記事で、こんなことが書かれていた記憶があります。
「発想力」「文章力」「経験」。もちろん、大事な要素でしょう。それ以上に大切なのは、とりあえず思いついたコピーを1,000個書き出すこと。1,000個の案を出せるかどうかが、コピーライターの優劣を決める。
頭の中だけで考えすぎると、余計なものがまとわりつきすぎて、堂々巡りをしてしまうのかもしれません。1つの案に執着してしまう。その案から抜け出せなくなってしまうのでしょう。いったん、形にして頭から取り出す。手放す。外から眺めてみる。時々、また頭に収納してみる。また取り出す。その繰り返しが大事なのかもしれませんね。
成功する経営者は、「言葉」で伝えようとする。
成功し続ける経営者は、「文字」で伝えようとする。
文字にすることから、逃げていないか?
文字にすることを、後回しにしていないか?
あなたが発している言葉を、文字にしよう。
浜口隆則さんの一文です。
もちろん、感情と想いをまとった「言葉」は大事です。
ですが、「文字」には【継続力】と【波及力】と【決断力】がある。
「言葉」にプラスして、「文字」にすることの大切さと説いています。
答えが思い浮かぶ瞬間。私の場合、ほとんど自分が話しているときです。
頭の中で考えつくした後に、アウトプットしていると、あちこちに散らばっていたものが、「合体ロボット」のようにシャキーン!シャキーン!と音を立てながら、組みあがっていく。
それは、まるで詰将棋の筋を見つけた時のように、見事にバシッ!とはまるんです。
もちろん、考えつくした後のことですが、煮詰まったら、とにかく話す。放出させるようにしています。
さて、私たちカウンセラーの役割です。
当然、お電話いただく皆さまは、これでもかと考え、悩みつくしていらっしゃいます。
だから、とにかく話してもらうこと。そのリズムをつくること。合いの手をいれること。
頭から取りだして、手放して、外から眺めてもらう。
そうすると、自ずから決断することができる。
「人が本気になるのは、自分で決めた時だけ」
自分で決めてもらうための、潤滑油になること。
それが、私たちの役割だと考えています。
そして、話したあとに、文章にして形にしていく。
そうすれば、さらに【本気度】【決断力】が増してくると私たちは思っています。
一時の感情の盛り上がりだけで終わらず、すぐ冷めてしまわない。
アウトプットは、言葉と文字で、できるかぎり多く重ねていく。
それが大事だと、私たちは考えています。